夏になるとどの家からも風鈴の優しい音色が聞こえてきますよね。「チリン」という音を聞くだけで涼しさを感じる事ができます。
そんな風鈴は涼む為のアイテムとして使用される事がほとんどですが、昔は魔除けとして飾られていたというのです。
今回は風鈴が魔除けとして飾られていたのかという事についてご紹介致します。
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風鈴と言えば音で涼しさを感じるアイテムというのが一般的
風鈴の音を聞くだけで涼しさを感じる事ができますよね。でも、どうして風鈴の音を聞くと涼しさが感じられるのか不思議ですよね。
それは「1/fゆらぎ」という効果による脳の錯覚です。
風鈴の音にはリラックス効果を与えてくれる「1/fゆらぎ」が含まれているのです。
「1/fゆらぎ」は自然界に多く存在しており、風によって揺れる木々の音や川の流れがこの効果となるのです。
大自然を散策したり、空気を吸う事で「気持ちいい」という感じになりますよね。これこそが「1/fゆらぎ」によるリラックス効果となるのです。
その為、風鈴の音を聞くと脳がリラックス効果を受け「涼しくなった」と錯覚させてしまうのです。
この事から風鈴を飾ると涼しさを感じる事ができるアイテムとして重宝されているのです。
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実は昔は魔除けとして風鈴は飾られていたっていうのは本当?その理由は?
風鈴は風鐸の名残り
風鈴は風鐸の名残りとされています。
風鐸はお寺の四隅に飾られており、風鐸の音には悪いものが寄り付かないと言われています。
昔は青銅で作られていた風鐸ですが、江戸時代にオランダから良質なガラスが輸入された事でガラス製の「江戸風鈴」が流行し、風鈴は現在のスタイルとなっているのです。
風鐸は中国から伝わってきた文化
風鈴の素となっている風鐸。そんな風鐸は元々中国から伝わってきた文化とされています。
中国では「占風鐸(せんふうたく)」という物事の吉凶を占う道具として活用されていました。
中国から仏教が伝えられたのと同時に占風鐸も導入され、現在では音を楽しむ道具として活用されているのです。
風鈴を飾る時期はお盆だから霊とかを避ける意味はあるかも?
風鈴を飾る時期はお盆の時期が多い事で、霊を避ける効果があるのか疑問を感じてしまいますよね。風鈴を始め、音を鳴らす物には「魔除け」の効果があるとされています。
お盆はご先祖様を始め、多くの霊が漂う時期ともなっています。
しかし、お盆というのはこれらの霊を招き入れる時期ともなっており、風鈴を飾らない方がよいのではと感じてしまいますよね。
お盆に漂う霊は、ご先祖様の霊だけでなく邪気を持った霊も多く浮遊しています。この邪気を持った霊が家に近づかないようにするアイテムとして、お盆に風鈴が飾られています。
風鈴の音による効果はそれ程大きくない事で、良い霊だけを招き入れる事ができるとされているのです。
ただ近年は風鈴は魔除けではなく、涼しさを感じたりオシャレアイテムとして活用される事が多くなっているのです。
あとがき
風鈴は涼しさを感じたり、リラックス効果が得られるアイテムとして夏になると飾られていますが、元々は魔除けとして飾れる事が多くあったのです。
お盆の時期に飾る事で、邪気を持った霊を払いご先祖様だけを迎える事もできます。風鈴は音を楽しむだけでなく、魔除けアイテムとしても活用する事ができるのです。
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