りんごと言えば日本ではお馴染みの果物です。
しかしりんごにはたくさんの種類の品種があることをご存知でしょうか?
「どれも同じりんごなんだから違いはないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、品種改良されてより美味しいりんごが作られています。
今回は、ふじりんごとサンふじりんごという品種の特徴について紹介します。
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ふじりんごについて
ふじりんごは、「国光」と「デリシャス」の交雑により誕生した品種です。
園芸試験場東北支場で育成されm1962年に命名登録されました。
名前の由来は育成地が青森県藤崎町という地名の「藤」という部分と富士山のような日本一のりんごになってほしいという願いから命名されたそうです。
その願いは届きました。
日本で生産されているりんごの約52%はふじりんごと言われています。
そして日本だけではなくアメリカやニュージーランドなど海外でも生産されています。
ふじりんごの特徴
ふじりんごはりんごの中では300-400gとやや大きく、果汁がとても豊富です。
りんごの中では果肉がやや堅く、甘味があって酸味は少なめなので食べやすいです。
果肉は少し粗いですが、歯ざわりがシャキシャキと心地いいのも好評の理由です。
そして蜜が入りやすいのも大きな特徴です。
最近は出荷時点で糖度や蜜の具合などが計れるようになったため、
糖度が高いものや蜜入りりんごはブランド品として扱われることが多くなりました。
ふじりんごの旬は11月、12月頃と言われています。
保存は結構効く方で、冷温庫に保存すると半年ぐらいは貯蔵できます。
またふじりんごは生産量が安定しているために一年中市場に出回っているのも特徴です。
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サンふじりんごとふじりんごの違いとは?
サンふじりんごとは太陽(sun)に直接晒しているりんごです。
普段りんごは袋をかぶせて栽培します。袋を被せないと甘味が増します。
しかし何故袋を被せるかというとりんごの色づきが良くなるからです。
赤いリンゴの方が見た目がいいので多く売れるということで有袋栽培が主流でした。しかし最近は品種改良も進み、袋を被せなくてもある程度は色づきがよくなるので無袋栽培を行われる所もあります。
じゃあサンふじりんごの方が高品種なの?
「じゃありんごを選ぶならサンふじりんごの方がいいの?」
と言われると一概にそれが正しいとは言えません。
ふじりんごとサンふじりんごの違いを表にまとめてみました。
つまり味重視ならサンふじりんご。見た目や貯蔵性重視ならふじりんごと言うわけです。
日本でふじりんごはどこで多く生産されている?
りんごと言えば青森県ですが、ふじりんごとはどの県が多く生産しているのでしょうか?
表にしてみました。
- 青森県:18万8,300トン(53%)
- 長野県:8万2,800トン(23%)
- 山形県:2万3,500トン(7%)
- 岩手県:1万7,700トン(5%)
- 福島県:1万7,600トン(5%)
やはりダントツで青森県の生産量が多かったです。
ふじりんごは日本一多く生産されている品種なので、りんご生産量一位の青森県が一番。
それは至極当たり前の事だと思います。
まとめ
- ふじりんごは日本一多く生産されている品種です
- 果汁が多く甘くて酸味が少ないのが特徴です
- ふじりんごとサンふじりんごの違いは太陽に直接りんごを晒しているかいないかの差です
- ふじりんごが一番多く生産されている県は青森県です
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