ブロッコリーは緑黄色野菜。カロテンや鉄分、ビタミンCや食物繊維が豊富です。
「健康にいい食べ物だからいっぱい食べたら体にいい」と思って過剰に食べてしまうと・・・意外な弊害があったりすることはご存知でしょうか?
今回はブロッコリーを食べすぎるとどうなるかについて調べてみました。
▶ ブロッコリーは生で食べられるの?実は生のほうが栄養が豊富!
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ブロッコリーは栄養がたくさん含まれている野菜!
ブロッコリーにはビタミンA(カロテン)、ビタミンB1、B2、カリウム、りん、ビタミンC、葉酸、等々体に良いビタミンやミネラルをたくさん含んでいます。
ビタミンCは免疫力を高めたり、治癒力を高める働きがあります。傷やあざを早く治す働きがあります。
そのため、頭皮や口腔内を健康に保つことで、抜け毛を防いだり、歯を丈夫にする、口臭を防ぐという働きもあります。
ビタミンB群は、皮膚全般を健康に保つため、しわやシミもの予防もします。さらにビタミンB群は糖質をエネルギーに変える働きがありますので、糖質を摂った時必要になります。
また、カリウムはナトリウムとともに細胞の内液、外液の調節をする働きがあります。ナトリウムは日本人は料理で摂りすぎる傾向にありますので、カリウムを摂ることは絶対に必要です。
ビタミンAは目の疲れやドライアイを防ぎますので、頭痛や肩コリの予防にもなります。食物繊維も豊富に含まれていますから、ダイエットにも最適です。
シチューやサラダに、お弁当にと緑黄色野菜を取るのに最適な野菜です。
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ブロッコリーを食べ過ぎると起こりうる弊害について考える
ブロッコリーの食べ過ぎは体臭が臭くなるっていうのは本当?
ブロッコリーに含まれる「コリン」は体内で「トリメチルアミン」という物質に変わりますが、このトリメチルアミンは通常ガスボンベに入って販売されています。
水に溶けやすく臭いが強いのが特徴です。わずかな量であれば魚臭い感じになり、高濃度ではアンモニア状の臭気を発します。
特定悪臭物質として、悪臭防止法の規制対象になる物質です。ブロッコリーを食べると、体内でこういった物質が作られているというのは驚きです。
そのため、ブロッコリーを食べすぎると体内でトリメチルアミンが発生し体臭が強くなると言われています。
ブロッコリーの食べすぎて甲状腺機能低下って本当?
ブロッコリーには多くのミネラルが含まれていますが、そのミネラルの中には「セレン」「モリブデン」といった摂りすぎてはいけない「耐用上限量」が決められているミネラルも多く含みます。
セレンはヨウ素と並んで甲状腺機能に関与するミネラルです。体内でセレステインとしてたんぱく質に組み込まれ、セレノプロテインとして働きます。
セレノプロテインは甲状腺ホルモンを活性化するために関与しています。不足すると貧血や高血圧、前立腺ガン、多発性硬化症、筋萎縮になります。
しかし、過剰摂取すると頭痛や吐き気、免疫抑制、皮膚がんなどが起こります。そして、このセレンは欠乏量と中毒症を起こす幅が狭いのが特徴です。
そのため欠乏しないようにたくさん摂ると、過剰摂取になってしまいます。そして、不足しても、摂りすぎてもガンのリスクが高い栄養素と言えます。
ブロッコリーに含まれているモリブデンは有毒な物質?
ブロッコリーには大量のモリブデンが含まれています。このモリブデンは成人の男性で一日300?まで、女性で240?までと決められています。
ブロッコリーは一食当たりモリブデンを15?含みますが、この一食当たりというのが、ブロッコリーおよそ1/2個になります。
モリブデンの一日に必要な摂取量は20?なので、ブロッコリーを食べるだけで一日分のほとんどを摂取することができます。
では、摂りすぎるとどんな中毒が起こるかというと、体重低下、食欲減退、不妊、貧血、骨粗鬆症ということです。
つまり、セレンを含めて、ブロッコリーの摂りすぎは、骨粗鬆症、貧血、高血圧、多発性硬化症、皮膚がんを起こす可能性があるということです。
怖い病気を引き起こす可能性があるということです。
あとがき
普段、子どもたちに緑黄色野菜を食べるようにすすめていますが、その中で、ブロッコリーが過剰症がこれほどあるとわ知りませんでした。
これを参考に今後も野菜の正しい取り方を教えていきたいと思っています。
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