雪解けが終わる頃、春の訪れを告げる野草を多く見かける事が出来ます。そんな春に旬を迎える野草の中には「ふきのとう」もあります。
ふきのとうは独特な香りが口いっぱいに広がる野草として重宝されています。
そんなふきのとうを「ばっけ」と呼ばれる方も多くいらっしゃいます。
でも「ばっけ」ってどこの方言なのか気に掛かってしまいますよね。そんなふきのとうの別名である「ばっけ」がどこの方言なのかご紹介しちゃいます。
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ふきのとうばっけと呼ぶのはどこの地域?語源は?
ふきのうとうを「ばっけ」と呼んでいる方を見かけた事が多々あるかと思われますその為、「どこの方言?」なんて思っちゃたりしますよね。
「ばっけ」と呼ぶエリアは東北地方となっており、青森県や秋田県といった北東北地方で使われています。
ただばっけという言葉は北東北地方全ての人が分かる言葉とは限らないのです。30代以下の方に聞いても「ふきのとう=ばっけ」と理解出来る方は少ないと思われます。
比較的年齢を重ねているご年配の方が「ばっけ」という言葉を当たり前に使用されています。
しかし現在においても地方部ではご年配の方がばっけと呼ぶ事で小さい子供であっても「ばっけあった」とごく普通に使用されています。
また東北地方だけでなく全国的に地方部で生活されている方の中には「ばっけ」と呼ぶ方も多くいらっしゃいます。
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ふきのとうをちゃんまいろと呼ぶのはどこの地域?
実はふきのうとうを「ちゃんまいろ」と呼ぶ地域もあるのはご存知ですか?私はばっけは聞いたことありますが、ちゃんまいろと呼ぶ地域があることは全く知りませんでした。
これは新潟県の糸魚川市根知地域近辺で使われている呼び方です。
このエリアでは古くからちゃんまいろと呼ばれており、若い世代にも浸透する言葉となっていますが、その語源は多くの方が知らない言葉となっています。
そして新潟県全土においてもちゃんまいろはあまり呼ばれず、このエリア特有の呼び方となっており同じ新潟県民でも解らない方が多い言葉となっています。
「ばっけ」「ちゃんまいろ」以外のふきのとうの他の別名は?
ふきのとう一つだけでもエリアによって呼び方がさまざまとなっています。そんなふきのとうは他にも多くの呼ばれ方があるのです。
岩手県では「ばっきゃ」、長野北信エリアでは「フキッ玉」、長野南信エリアでは「フキボコ」と呼ばれています。
しかし全国的に多く呼ばれている呼ばれ方はやはり「ふきのとう」が多いですよね。
あとがき
ふきのとうは独特な香りと苦みがあり、天ぷらは勿論、みそで和えたバッケ味噌は白いご飯のお供しても人気があります。
春の時期にしか味わう事が出来ないふきのうとうはエリアが違うだけでさまざまな呼ばれ方のある野草となっています。
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