暑い日や食欲のない日は長芋をすりおろしてさらさらっと食べたくなりますね。
しかし、皮を剥いた時に手がかゆくなるのが嫌で準備の段階からちょっと憂鬱になってしまいます。
あの苦しみさえなければもっと食べる頻度も増えそうなのに…。長芋はなぜかゆくなるのでしょうか?原因と対処法をまとめてみましたので参考にしてください。
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長芋の皮を剥いていたらなぜ手がかゆくなるの?
長芋の皮を剥いた時に手がかゆくなる原因は長芋に含まれる「シュウ酸カルシウム」です。
シュウ酸カルシウムは針状の結晶で、これが皮膚に刺さって刺激するためかゆみを引き起こしているのだとか。
このかゆみは子供にとっては特に強烈に感じるようで好き嫌いの原因のひとつでもあります。子供はかゆみを我慢するのが苦手なのでかきむしってしまうことも多いですからね。
わたしは子供の頃に手にとろろが付いたまま目をこすってしまったことがあります。もうパニックでした…。
ちなみに食べた後の全身のかゆみはアレルギー反応の恐れもあります。かゆみがあまりにも強い時や他の症状も併発しているような時は病院で相談するようにしてください。
手がかゆくならないようにするにはどうすればいいの?
手がかゆくなってから慌てるよりも手がかゆくならないようにすることが大切。そのためにはどうすればいいのでしょうか?
1つ目の方法は「手を酢水につけてからすりおろす」ということです。酸に弱いシュウ酸カルシウムの特性を生かして酢で結晶をやっつけるんです。わたしはこの方法を利用していますがかなりかゆみが気にならなくなりますよ。
2つ目の方法は「長芋を湯通ししてからすりおろす」ということ。あまり茹ですぎると長芋に火が入ってしまうので10秒ほどに留めてください。
3つ目は「長芋を凍らせてからすりおろす」という方法です。皮付きのままでも皮を剥いてからでも大丈夫。楽な上に目の細かいとろろが作れるとあってこの方法もぜひおすすめしたいですね。
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手がかゆくなってしまったらどうすれば早く治るの?
長芋をすりおろして手がかゆくなってしまってもかきむしるのだけはやめてください。かけばかくほどもっとかゆくなってしまいます。
対処法としては酢水を張ったボールの中で手を洗うことです。そのため、あらかじめ酢水をそばに用意してからすりおろすと安心ですね。
他にはレモン汁や塩をかゆい部分に馴染ませるという方法もあります。
長芋をすりおろす時に酢水を用意するのも面倒な時は、キッチンペーパー越しに長芋を持ってすりおろすといいですよ。
かゆくなりにくいだけではなく滑りにくくもなります。食べる時に口の周りがかゆくなるのを防ぐにはスプーンで食べるのがおすすめ。
箸から伸びたとろろが口の周りにつかないよう、口のサイズに合ったスプーンでぱくっとひと口で食べられるようにしてみてください。
この方法ならお子さんでも上手にとろろを食べられるようになるでしょう。
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