『あさつき』『わけぎ』『万能ねぎ』この3つの違いってわかりますか?
私はこの3つを食卓で出されても味では判断出来ません。3つとも同じような調理法ですし、同じような味ですのでほとんど差異がないんですよね。
そのため、私は呼び名が違うだけで全て同じものとこの歳まで思っていました。まあ違いがわからなくてもあんまり問題がないと言えばその通りなのですが。
今回ふとした疑問からこの3つの違いを理解しようと思い記事にまとめてみました。
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あさつきとは?
あさつきはネギ属エゾネギの変種と言われています。もともとは野草の一種で各地の山野で自生しているが、今では野菜として栽培されている。主に葉や鱗茎を食用とする植物。
ラーメンや和食に用いられ薬味という扱いで食用されることが多い。
あさつきは漢字で浅葱と書きますが、名前の由来は「ねぎ(葱)よりも色が浅い」から
別名はイトネギ、センブキ、センボンネギ、センボンワケギ、ヒメエゾネギとも呼ばれることがあります。
スーパーで売られているあさつきは実はあさつきではない?
スーパーなどであさつきが売られている事はありますが、あれって実は本当のあさつきでないケースが多いです。
特に関東で多いのですが、スーパーで売られているあさつきは「分けねぎの若採り」だったりします。
本当のあさつきとは違いますが、多分私は本当のあさつきか分けねぎの若採りかの区別はつかないと思います。
あさつきは辛味が強いという特徴があるため、その辺で見分けられるかもしれませんが。
万能ねぎとは?
万能ねぎとは福岡県朝倉市で栽培されている小ねぎの事を指します。商標登録されているため、万能ねぎと呼ばれるのは福岡県で栽培されているもののみです。
ちなみに小ねぎとは青ネギを若取りしたものです。本当の名前は小ねぎですが、各地でブランド展開している事が多く別名で売られている事が多いです。
下記のねぎは全て小ねぎで実は同じものだったりします。
- 博多万能ねぎ
- 安岡ねぎ
- うまかねぎ
- 大分味一ねぎ
- やっこねぎ
- 仙台小ねぎ
- なごやっこ葱
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わけぎとは?
ネギ属に属するネギとタマネギの雑種で緑黄色野菜の一つです。昔はねぎの突然変異で生まれた植物と思われていましたが、近年染色体を調べると、ねぎとエシャロットが自然交雑して生まれた植物ということがわかったそうです。
ちなみに種や花を咲かせずに種球(球根)で増えていく植物です。
あさつきと同じように関東などではわけぎをわけねぎと混同して売られていることが多いです。その為、関東で売られているわけぎとあさつきは実は同じ分けねぎだったりするので注意しましょう。
あさつき、万能ねぎ、わけぎの違いと見分け方は?
スーパーで薬味用として細かく切られて売られている場合はほとんど見分けがつきませんが、丸々売られている場合はある程度の見分けが可能です。
- あさつき:3つの中で最も細い球根によって増えていく植物のため根本がぷっくりしている
- 万能ねぎ(小ねぎ):3つの中で真ん中の太さ。種で増えていく植物の為、根本もまっすぐ
- わけぎ:3つの中で最も太い。球根で増えていく為、根本がぷっくりしている
まとめ
- あさつき、万能ねぎ、わけぎは違う植物
- あさつきやわけぎという名前で関東では分けネギの若採りとして売られていることも
- あさつき、わけぎは球根型で万能ねぎは種で殖えるタイプなので根本を見るとわかりやすい
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