皆さんはねぎはお好きですか。
生だとピリッとした辛さがありますが、加熱すると甘みがありトロッとした食感がクセになっちゃいますよね。
さて、ねぎも沢山も品種がありますが「横沢曲がりねぎ」という種類をご存知でしょうか。
今回は【横沢曲がりねぎの特徴と旬の時期とは?】【横沢曲がりねぎのオススメな食べ方とは?】についてご紹介致します。
▶ 長ねぎの種類は凄くたくさんある?たくさんの品種を探してみました!
Sponsored Link
横沢曲がりねぎとは?
横沢曲がりねぎは、秋田県大仙市大田にある横沢エリアで栽培されているねぎです。秋田藩主である佐竹氏にも重宝される程美味しいねぎとなっています。
さらに佐竹氏の元の領地である水戸藩での接待に感激し、このねぎの栽培を伝承したと言われています。
横沢ねぎは江戸時代から栽培が行われていますが、明治中期から大正時代にかけ栽培が盛んに行われていました。
しかし、横沢曲がりねぎは曲がりのあるねぎとなっている事で、真っ直ぐに生長したねぎよりも見た目が悪いとされ、徐々に流通数が減りほとんど栽培が行われなくなってしまいました。
さらに栽培に手間暇が掛かる事で、白ねぎの方が栽培しやすい面も栽培数激減の原因の一つとなっています。
現在は生産者が極僅かで、ネット販売等によって購入できる程度の生産量となっていますが、古き善き野菜の一つとして横沢エリアでは栽培が続けられているのです。
味の特徴と普通の白ねぎに比べてどう違う?栄養価は?
横沢曲がりねぎは、白ねぎよりも柔らかい肉質となっています。さらにねぎ特有の香りが強く、ヌメりが多いのが特徴的です。
また、白ねぎは1年程で収穫する事ができますが、横沢曲がりねぎは2年程の歳月によって栽培が行われているので、旨味と甘味が凝縮されています。
旬の時期は?
横沢曲がりねぎは、10~11月が旬の時期となっています。
一度引っこ抜かれ、斜めに植えられる事で甘みがアップした横沢曲がりねぎが最も美味しい時期と言えます。
横沢曲がりねぎは希少のねぎ?
横沢曲がりねぎは秋田を代表する「伝統野菜」とされていますが、生産者が極僅かとなっており秋田県民でも初めて知った方も多くいらっしゃいます。
しかし、地元の方だけでなくネット販売やアンテナショップによって横沢曲がりねぎの魅力は全国各地に発信され、地元小学校においても横沢曲がりねぎの伝承が行われています。
オススメの食べ方は?
横沢曲がりねぎは、ほんのりとした辛味があるので蕎麦や湯豆腐といった薬味にピッタリです。
また加熱すると甘みが増すので、みそ汁や鍋料理でも絶品な味わいです。
ねぎの品種によっては緑色の部分は食べずに捨てられる事もありますが、横沢曲がりねぎは緑色の部分も柔らかいので、薬味や煮込み料理に活用できます。
あとがき
横沢曲がりねぎは、秋田県の伝統野菜の一つとして多くのファンがいらっしゃいます。
生産数は極僅かとなっていますが、白ねぎと異なる魅力が満載となっているので、一度は味わって頂きたいねぎとなっています。
▶ 観音ネギの特徴と旬の時期はどんな食べ方がオススメ?
▶ 長ねぎの種類は凄くたくさんある?たくさんの品種を探してみました!
Sponsored Link
コメントを残す