毎日の食卓で多くの食材が使用されていますよね。緑色の鮮やかさが特徴的なピーマンは子供が嫌いな野菜ともなっていますが、あらゆる料理で使われています。
そんな「ピーマン」という名前がどんな由来となっているのかをご存知でしょうか。今回はピーマンの名前の由来についてご紹介します。
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ピーマンって何でそういう名がついたの?由来は?
そもそも何故「ピーマン」という名前なのかご存知な方はほとんどいらっしゃらないと思われます。ピーマンは唐辛子の仲間となっており、フランス語で唐辛子を意味しているpiment(ピマン)が語源とされています。
日本に唐辛子が伝えられたのは江戸時代となっており、この時代に伝えられた唐辛子は辛み成分のある物ばかりとなっており、ししとうやピーマンといった辛み成分の無い唐辛子が伝わったのは明治初期となっています。
しかし江戸時代に伝わったpiment(ピマン)という言葉がピーマンでも使われるようになり、ピマンがピーマンへと変わっていったと言われています。
つまりピーマンのもともとの名前の由来はフランス語で唐辛子を意味するピマンとなっているのです。
ピーマンはフランス語が語源ではなくスペイン語が語源という説も?
ピーマンはフランス語のピマンが語源となっていますが、スペイン語の唐辛子を意味するスペイン語の「pimiento(ピメント)」も語源なのではと言われています。
江戸時代、ポルトガルだけでなくスペインからも多くの船が日本を訪れています。その為、スペイン語の「pimiento(ピメント)」もピーマンの名前の語源なのではと考えられています。
アメリカにおいてはピーマンはベルペッパーやグリーンペッパーと呼ばれていますが、赤ピーマンはピメントと呼ばれているのです。
スペインでは唐辛子はピメント、アメリカでは辛くない赤ピーマンがピメントと呼ばれており、国によって辛い唐辛子なのかピーマンなのかの違いが生じてきます。
さまざまな国を訪れる際にはしっかりとピーマンをさす言葉を理解しないと、大変な事になってしまいますね。
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英語でピーマンはgreen pepperって呼ぶけれど胡椒と関係あるの?
ピーマンは英語で「green pepper」と呼ばれています。
しかし直訳してしまうと「緑の胡椒」となってしまうので、香辛料の胡椒と関係があるのか疑問を感じてしまいますよね。英語で pepperは胡椒を意味していますが、唐辛子もpepperと呼ばれているのです。
元々、ピーマンは辛み成分がほとんど含まれていない唐辛子の仲間となっている事で緑ピーマンはgreen pepperと呼ばれているのです。またピーマンは鈴(bell)に似ている事でベルペッパーとも呼ばれています。
あとがき
ピーマンの語源がフランス語のpiment(ピマン)である事を初めて知った方は多くいらっしゃいますよね。
江戸時代に伝えられた唐辛子を意味する言葉が、ピーマンの語源ともなっているなんて新たな発見とも言えます。フランス語ではピマン、英語ではグリーンペッパーとなっており、あらゆる国のピーマンをさす言葉を調べてみては如何でしょうか。
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