野菜の皮、芯、種、へたなどを煮込んでこした「ベジブロス」というスープ作りがちょっと前に流行りましたね。
野菜の栄養素を無駄にしないだけではなく、廃棄する部分を使って調理するので節約にもなります。
そんなベジブロスにも使えるじゃがいもの皮はどのような栄養があり、どのようにして食べるといいのでしょうか。
簡単に皮を剥く方法についてもご紹介したいと思います。
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じゃがいもの皮は栄養価が高いというのは本当?
じゃがいもの皮にはじゃがいもが持つ栄養素の20%分が含まれているそうです。栄養素というのはカリウム、ビタミンC、ビタミンB、鉄の他に食物繊維など。
こんなに栄養いっぱいの皮をただ捨ててしまうなんてとてももったいないですね。特に新じゃがは皮がやわらかいので皮ごと食べても美味しいんです。
新鮮なじゃがいもが手に入った時にはぜひ皮ごと食べて栄養素を無駄なく摂取しましょう。
じゃがいもの皮には毒があるというのは本当?
じゃがいもの芽や緑化した皮にはソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれているそうで、よく「じゃがいもの芽は毒があるから丁寧に取り除きましょう」と聞くのはこのためなんです。
皮が緑色のじゃがいもを見ると「熟しきっていないのかな?」と勘違いをしてしまう人もいそうですが、光合成によって化学物質が作られているサインとして見るようにしてください。
そして、その緑化によって有毒なソラニンやチャコニンも生成されているのだということを認識し、食べる際には皮を厚めに剥いて剥き残しがないように注意しましょう。
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じゃがいもを皮ごと食べるためのポイントとは
栄養素を体内に取り入れるためにじゃがいもを皮ごと食べたいという時のポイントをお話します。
まずは新鮮なうちに食べること。これが最も大切です。皮ごと食べる予定がある時はいつも以上に保存にも気を遣いましょうね。
そして、どうせなら皮がやわらかい新じゃがを皮ごと味わってみてください。皮が薄くて口の中で邪魔にならないため、お子さんでも美味しく食べることができると思います。
簡単にじゃがいもの皮を剥く方法ってあるの?
皮が薄い場合はじゃがいもを水の中で転がしたりこすり合わせるだけでも剥ける場合がありますが、熱湯で茹でたり電子レンジで火を通してから剥くという方法が一般的ですね。
この場合はあらかじめじゃがいもの皮にぐるっと一周切れ目を入れておくことで皮が引っ張りやすくなります。
うまくいくと気持ちいいほどするっと剥けますが、火の通りが足りないとうまく剥けずにけっきょく皮剥き器で剥くことになってしまいます。
そんな失敗を防ぐために、中心部までしっかり火が通っているかを竹串などで確認しながら行うといいでしょう。
他には皮剥き用の手袋や、果物などをセットしてハンドルを回しながら剥く道具でも簡単にじゃがいもの皮を剥くことができます。
まとめ
じゃがいもの皮の香ばしさを楽しむために安全に保存、調理しましょう。ベジブロス作りにもぜひ挑戦してみてくださいね。
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