とうもろこしって、ただ茹でて食べるだけでなく、色々な食べ方がありますよね。様々な料理やお菓子などに使われている食材です。
その一つにポップコーンがあります。とうもろこしの粒を乾燥させたものがポンポンとはじけてポップコーンになることはみなさんご存知だと思います。
でも、普段私たちが食べているとうもろこしを使ってもポップコーンは作れないのです。
ここではとうもろこしとポップコーンの関係について考えてみたいと思います。
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ポップーコーンは確かにとうもろこしから作られるというのは本当?
市販で売られている食用とうもろこしからはポップコーンはできない?
スーパーで売られている袋入りのポップコーンは何で作られているのでしょうか。
パッケージの裏面の原材料の欄を見ると、しっかり「とうもろこし」と書いてあります。ポップコーンは確かにとうもろこしから作られているのです。
しかし、問題はとうもろこしの種類なんです。スーパーで売られているとうもろこしの種類はポップコーンが作れる種類ではありません。
ポップコーンを作る条件として、弾けるとうもろこしである必要があります。そのためには外の皮が厚く硬いものでなければいけないのです。
普段私たちが食べているとうもろこしはスイートコーンという種類のとうもろこしです。
スーパーなどで食用として売られているとうもろこしのほとんどがスイートコーンです。とうもろこしの缶詰はスイートコーンと書かれているものが多いですよね。
このスイートコーンの特徴は皮が薄くて柔らかいことです。茹でたり焼いたりして食べるために品種改良された種類のとうもろこしなのです。
この柔らかさや食感が美味しさとなっているのですが、ポップコーン作りには向いていない品種なのです。
普通に売られているとうもろこしを使ってポップコーンを作ってみようと試みたことがある方もいるかもしれませんね。
でもこのスイートコーンを乾燥させてフライパンなどで炒めても、決して弾けることはありません。
長時間炒り続けたり、火力を調節しても上手く弾けることはありません。真っ黒こげになってしまうだけなので注意してくださいね。
爆裂種のとうもろこしからポップコーンは作られていた!
弾ける種類のとうもろこしとは、どんなとうもろこしなのでしょうか。
それは「爆裂種」という品種のとうもろこしです。特徴は小さい粒で種皮がとても硬いこと。弾けるためにはこの硬さが重要なのです。
それでは、爆裂種のとうもろこしがポップコーンになる仕組みをご説明しましょう。
まず、フライパンなどに油を入れます。そこに完全に乾燥させた爆裂種のポップコーンを入れて炒っていきます。
とうもろこしの中の水分が徐々に水蒸気となって蒸発していきます。この粒が弾けるためには約180℃にならなくてはなりません。
180℃を越えてくると、とうもろこしの内部が膨張し、その圧力に耐えられなくなることで、外側の皮がポンっと弾けるのです。
このようにして美味しいポップコーンが出来上がるのですね。普通のガスの火力でも、数分あればこのようにとうもろこしの粒がはじけてポップコーンになるのです。
まとめ
とうもろこしを使った食べ物はたくさんあります。ポップコーンも代表的なとうもろこしを使った食べ物ですね。
映画館へ行った時には必ず食べたくなるお菓子でもあります。おつまみやおやつにも美味しいですよね。
そんな日本人に親しまれているポップコーンですが、意外とどんなとうもろこしから作られているのかご存知ない人が多いのです。
私も全く考えたことがありませんでした。
とうもろこしは、普通のとうもろこしではなく「爆裂種」というポップコーン専用のとうもろこしから作られているのです。ぜひ豆知識として覚えておいてくださいね。
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