ズッキーニは生で食べられるって本当?生食おすすめレシピは?

・まえがき
近頃、日本でも一般的になりつつある「ズッキーニ」ですが、

ズッキーニといえば、どんな料理を思い浮かびますか?

恐らく、フランス料理のラタトゥイユやイタリア料理のカポナータといった、西洋の煮込みを答える方が多いかと思われます。

実はズッキーニも、キュウリのように生で食べられるのです!

そんなズッキーニを、生で食べる際のコツや美味しい調理法をご紹介しようと思います。

・ズッキーニは生で食べられるって本当?
もちろん、食べられます!

ただし、勘違いをしている方がいるかもしれないので、ズッキーニという野菜について少しお話を。

ズッキーニは、ウリ科の一年草になります。その実は、ぱっと見でキュウリに似ているため、西洋版キュウリでしょ!と勘違いされがちですが、実際には、カボチャの仲間になります。味もまた、ナスに近くて淡白な味わいです。そのため、煮ても焼いても揚げても、もちろん生でも美味しくいただけるというわけです。

そんな特徴を知ったところで、次に、調理前に行う下処理のコツをご紹介しますよ。

 ・固くないの?
またまた登場してしまいますが、キュウリと比較をすると、その実はしっかりしており、皮は固くなります。

実がしっかり詰まっていて、水分が出にくいので、サラダや和え物、酢の物等にも使いやすいのが特徴です。食感もシャクシャクしているので、食べていて面白いですよ。

固いと言われている皮も、薄く切ってしまえば、気になるほどではありません。更に、皮と実の間には栄養が一番詰まっているので、なるべくなら摂りたいところですね。

ですから、ピーラーで縦に薄く剥いたり、包丁で細く輪切りにするのがお勧めですよ!

ただ、どうしても皮が歯に触って気になるようでしたら、ピーラーで皮だけ薄く剥いてしまうのも手ですね。

 ・苦くないの?
後程お話ししますが、一般的なズッキーニは苦くはありません。

ただ、先にご紹介した通り、ナスの味に近いため、人により多少のえぐみを感じることがあります。

そのえぐみ消すためにも、薄切りにしたら、適量の塩を振って揉み込み、3分~(長くて10分程度)置き、下処理を行った方が良いですね。

ちなみに、キュウリのような青臭さはありませんよ。

ただし、注意があります!

ズッキーニをはじめとした、ウリ科の植物(カボチャ、メロン等)には、まれにククルビタシンという苦味成分が大量に含まれている作物ができてしまうことがあります。しかも、それを大量に摂取すると、食中毒のような症状を引き起こし、人体に影響を与え、時に危険なのです。

もし、ズッキーニを口にして、舌がしびれるような苦味を感じたら、それ以上は食べ進めないことです。

ちなみに、その苦いズッキーニは、下処理をしても、加熱処理しても、ククルビタシン成分は消えません。
残念ながら、諦めて破棄するしかないのです。くれぐれも、もったいないからと食べ進めてはいけませんよ!

・ズッキーニを生で食べるおすすめレシピは?
種別はカボチャの仲間、味はナスに似ているとお話ししましたが、生食する際は、キュウリを参考にするのが一番です。

<サラダ仕立てに>
・豚しゃぶ( もちろん、牛しゃぶでもオッケーですよ。)と薄切りしたズッキーニを合わせて、お好みのポン酢やドレッシングをかけて
・カリカリに焼いたベーコンと合わせて

<和え物・酢の物>
・茹でた鶏ささ身をほぐしたものと輪切りにして塩揉みしたズッキーニを市販の梅がつおで和えて
・塩昆布と下処理したズッキーニを和え、ゴマ油で風味付けをしてナムル風に
・市販のもずく酢と下処理したズッキーニを和えて、即席の酢の物に

<その他>
・生ハムと千切りにしたズッキーニを具材にして生春巻に
・糠床に漬けて、ぬか漬けに
・ピーラーで薄切りにして塩揉みをしたズッキーニをサンドウィッチの具材に

最後に、ズッキーニをメインにしたレシピをご紹介!

「ズッキーニのカルパッチョ風」
<材料>
ズッキーニ 1本
オリーブ油 大さじ3
レモン汁 大さじ1程度(他の柑橘類の絞り汁でもオッケーです。)
お好みの酢 小さじ1
塩・こしょう 適量

<作り方>
① ズッキーニをピーラーで皮ごと薄切りにします。
② ①に塩(分量外)を振って3分程度置き、水気を拭き取ります。
③ オリーブ油以外の材料をボウルに入れて混ぜ合わせ、糸のようにオリーブ油を垂らしながら、分離しないように混ぜ合わせます。
④ ②のズッキーニを皿に盛りつけ、③のドレッシングを垂らしたら完成です。

シンプルな料理ですが、ズッキーニ本来の美味しさをしっかり味わえますよ。

・まとめ
ズッキーニを生で食べる方法をお話ししてきました。

どうでしょうか?

何となく、煮込み料理の一具材として食べていたときにはなかったような、新たな発見があるはずです!

是非、お試し下さいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください