あなたは子供の頃、ひな祭りのお祝いで何を飲んでいましたか?
「これは、白酒よ!」
と、親に言われて飲んでいたような…?そんな記憶があるかもしれません。
実は、白酒はアルコールが10%前後も入ったお酒なのです。
そこで、あなたがひな祭りに飲んでいた白い液体の正体を探るべく、白酒、甘酒、その他ひな祭りに適している飲み物についてお話ししたいと思います。
きっと、あなたの謎が解けますよ!
ひな祭りで飲む白酒と甘酒の違いとは?Sponsored Link
ひな祭りの白酒は子供に飲ませていいの?
先にお話しした通り、白酒は、かなりアルコール度数が高いため、子供には多少でも飲ませることができません。
確実に酔ってしまいますし、何より成長期の体に良くありません。
というのも、白酒は、アルコール度数の高いみりんや焼酎に、蒸したもち米や米麹を仕込むことで、造られているお酒なのです。
ただ、見た目は白くとろっとしており、実際にその見かけ通り、飲み始めはまったりと甘いので、危険です!
間違えて飲んでしまった子供は、喉を通った瞬間に、今までに感じたことのないアルコール独特の熱く燃えるような感覚があるでしょう。
それゆえ、ゴクゴク飲み進めてしまうことはいないと思いますが…大人用の白酒を子供の手の届くところに置いておくのは危ないですね。
子供の時に白いお酒を飲んだ記憶がある!これって駄目だった?
おしゃまな女の子が「白いお酒」なんて言葉を聞くと、ちょっと大人になった気分で舞い上がってしまうかもしれませんが…
先にお話しした通り、白酒はアルコール度数が高いお酒なので、子供には絶対飲ますことができません。
恐らく、白酒に見た目がそっくりな飲み物を渡されていたのでしょうね。
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白酒の代わりに甘酒を子供に飲ませることってある?
白酒と甘酒は、見た目という点ではそっくりです。どちらも白くとろっとした液体ですからね。昔から、白酒の代用品として、甘酒が飲まれていました。
甘酒は、炊いたお米に米麹を混ぜたものを保温することで造られます。ですから、ノンアルコールで、子供にも安心して飲ませることができます。
厳密にいうと、アルコール度数は、1%未満ですので、全くのないわけではありませんが、まず問題にはならないはずです。
実際に酒税法でも、米麹で造られた甘酒は清涼飲料に分類されていますので、ご安心を。
これで、大人も子供も同じ雰囲気が味わえますよね。
実は甘酒もアルコールが入っている物があるので注意!
先にご紹介した甘酒とは、製法が違うものがあるのです。
日本酒を造る過程で出た酒粕に、水や砂糖、生姜などを加えて造られた甘酒も存在します。
酒粕自体には、8%ほどのアルコールが含まれていますが、甘酒に加工する過程で5.5%ほどのアルコール度数に落ち着きます。
とはいえ、さすがに子供には飲ませることはできませんよね。
ですから、甘酒なら子供でも大丈夫!と簡単に考えないで、与える前に製造表示を確認するようにして下さいね。
もちろん、大人でもお酒の苦手な方や、すぐに車の運転を控えている方は、要注意!です。
どうしても飲ませたいとお考えなら、白酒も酒粕から造られた甘酒の場合でも、煮沸をすることで、大部分のアルコールは飛んでくれます。
お鍋に入れて、火にかけ、しばらく沸騰させて下さい。ただし、どちらも糖分が含まれているため、大変焦げ付きやすいです。
煮沸中は絶えず混ぜるなど、気を付けて下さいね。
白酒の代替品としてカルピスを飲ませる家庭もある?
子供が飲む白い飲み物といえば、甘酒よりむしろ、カルピスの方がポプュラーですよね。
米麹から造った甘酒は、ノンアルコールとはいえ、独特の香りや味がするので、苦手という子もいるでしょう。ならば、カルピスで雰囲気だけでもという気持ちは分かります。
もちろん、大人と子供が一緒に楽しめることは何よりです。甘酒でもカルピスでもオッケーですよ!
更に、もう一つ言い伝えがあります。
白い飲み物は、体内のけがれを洗い流してくれる「潔白」の意味があるのです。
ですから、白酒でも甘酒でもカルピスでも、全て白い飲み物。身のけがれを洗い流してくれる点では一緒ですね。
まとめ
白酒と、2種類の製法で造られている甘酒についてお話ししてきました。
アルコールのあるなし関係なく、白い飲み物は潔白を意味し、身のけがれを洗い流してくれます。
ひな祭りという大切な女の子の節句です。大人も子供もお好きな白い飲み物を選んで、お祝いしてみていかがでしょうか。
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