「初春の候という時候の挨拶はいつ使えばいいの?」
これは結構間違える人がいそうな言葉だと思います。漢字に「春」という言葉がついているのが間違えてしまう原因だと思います。
時候の挨拶は正しい時期に使わないとマナーとしてちょっと恥ずかしい思いをしてしまう事があります。そのような事がないように一度確認してみましょう。
今回は初春の候に関する、使う時期、意味、例文、読み方などをまとめてみました。
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめSponsored Link
初春の候とは
読み方は
初春の候は「はつはるのこう」と読みます。
他のサイトでは「しょしゅんのこう」と読むと書いてある所も多いのですが私はあえてはつはるのこうと読むことを主張します。
何故そのような読み方をする必要があると私が判断したかというと次の項の意味を見ていただければわかると思います。
そしてもう一つ注意するべき点を述べるとすれば、「候」をそうろうと読まないようにすることぐらいでしょう。
時候の挨拶ってマナーとか礼儀とかそういうかしこまった言葉と思ってしまうとついつい丁寧に読もうとしてしまう人がいます。
意味は
初春の候とは「新しい年のはじまりになりました」という意味になります。
ここでのポイントは「初春」という言葉の使い方になります。初春って「しょしゅん」「はつはる」と2つの読み方があります。しかし読み方によって意味が変わってくるんですよ。
「初春=はつはる」と読む場合は正月、迎春という意味になり、「初春=しょしゅん」と読み場合は春の始まりの季節という意味になります。
しょしゅんと読んでしまうと季語的に言えば2月の季語だったりするわけで、正月にはふさわしくない言葉だったりするんですよ。
先ほど私が初春の候を「はつはるのこう」と読むべきだと思った理由はここにあります。
使う時期は?
初春の候は元旦-1月中旬に使うのが適している時候の挨拶です。
正月の期間に使うのが正しい言葉ですが、問題はいつまでが正月とするかという問題があるんですよね。
昔の感覚で言えば1月15日までと言い切っても良かったと思います。正月は成人の日までという感覚が私にはありました。
しかし成人の日が1月の第2月曜日に変わってしまってからは1月15日までを正月とすればいいのか、成人の日までを正月にすればいいのか曖昧になってしまいました。
その辺は個人の判断で変わってくると思うので、そのあたりまで使える言葉ということだけ認識していただければ問題ないと思います。
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初春の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」となっています。
- 拝啓 初春の候 ○○様にはなお一層のご活躍のことと拝察いたしております
- 謹啓 初春の候、皆様にはますますのご清栄のことと大慶至極に存じます
- 拝呈 初春の候 貴社におかれましてはいよいよご繁昌のこととお慶び申し上げます
まとめ
- 初春の候は「はつはるのこう」と読みます
- 新しい年になりましたという意味になります
- 使う時期は正月の期間(1月1日-1月中旬まで)になります
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