「4月に使える時候の挨拶を知りたい」
時候の挨拶は使える時期が決まっています。1ヶ月まるまる使えるものもあれば大体2週間ぐらいしか使えない言葉もあります。
間違った時期に使わないように4月の時候の挨拶に関してまとめてみました。
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4月いつでも使える時候の挨拶は?
「いちいち使える時期を気にしないで4月ならいつでも使える時候の挨拶はないの?」
細かい時期を気にしないで気軽に使える4月の時候の挨拶はいくつかあります。覚えておくといいと思います。
- 春暖の候(3月中旬-4月中)
- 陽春の候(3月中旬-4月中)
- 春陽の候(3月中旬-4月中)
- 春風の候(3月中旬-4月中)
- 春色の候(3月中旬-4月中)
- 若草の候(4月中)
- 盛春の候(4月中)
- 春風駘蕩の候(4月中)
- 春和の候(4月中)
- 春日の候(4月中)
- 春爛漫の候(4月中)
- 清和の候(4月中)
- 春粧の候(4月中)
- 春眠の候(4月中)
- 温暖の候(4月中)
結構ありますね。悩んでしまったらここから選べばまず間違えませんのでおすすめです。ただ時期が広い時候の挨拶は季節感があまりないものも多いので私はあまり使いません。
ちなみに私はその時期の時候の挨拶をじーっと眺めて今の気候に合っていて間違った時期に使わないものを探して選びます。
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4月の二十四節気は「清明」と「穀雨」
時候の挨拶と二十四節気は深い関係があります。だいたい節気の分かれ目で使える時候の挨拶も変わっていくケースが多いです。
4月の二十四節気は「清明」と「穀雨」ですね。毎年二十四節気は変動しますが、2017年は清明は4月4日、穀雨は4月20日となっています。
特に清明より前で使える時候の挨拶、清明より後で使える時候の挨拶で少し変わっていきますのでこのポイントに注意しましょう。
清明より前は「仲春」、清明より後は「晩春」
二十四節気の清明って仲春と晩春の境目なんです。
春は3つに分けることができ、「初春」「仲春」「晩春」となります。
まだ冬の気配が残っている「立春」(2/4)から啓蟄の前日までを初春と言い、啓蟄から清明の前日までを仲春と言います。そして清明から立夏の前日までを晩春と言います。
春の息吹を感じてくる仲春、めっきり春らしくなる気候の晩春。この分かれ目である清明という節気は注意しておくと役に立つでしょう。
4月上旬に使える時候の挨拶一覧
清明の前(4/3)まで使える時候の挨拶は?
- 春分の候(3/18-4/3)
- 春情の候(3/5-4/3)
- 春晴の候(3/5-4/3)
- 春雨の候(3/5-4/3)
- 仲春の候(3/5-4/3)
二十四節気の「春分」の期間に使える春分の候のほかは全て仲春の時期に使える時候の挨拶となっています。
4月3日までととても短い期間ですが、一応4月の上旬に使える時候の挨拶ですので頭にとどめておきましょう。
清明から使える時候の挨拶は?
- 清明の候(4/4-4/19)
- 暮春の候(4/4-5/4)
- 春晩の候(4/4-5/4)
二十四節気の清明の期間に使える清明の候をはじめ、残りは春の終わりを匂わせるようなニュアンスの言葉ですね。
4月中旬まで使える時候の挨拶は?
4月中旬から使える時候の挨拶はありません。しかし3月の終わりから4月中旬まで使える時候の挨拶というのは結構あります。何故でしょうか?
理由は桜の季節だからですね。
桜は北海道など一部の地域をのぞけば4月中旬には散ってしまいます。その期間まで桜にちなんだ時候の挨拶は使うことができます。
- 桜花の候(3月下旬-4月中旬)
- 花冷えの候(3月下旬-4月中旬)
- 桜花爛漫の候(3月下旬-4月中旬)
桜や花を匂わせるような漢字を含む時候の挨拶ですね。
4月下旬から使える時候の挨拶は?
ほとんどありませんが、「惜春の候(4月下旬-5月中旬)」「穀雨の候(4/20-5/4)」がそれにあたります。
惜春の候に関しては実は晩春の時期に使うのが形式上正しいのですが、あまり4月上旬・中旬は春を惜しむという気持ちには私はなれないので極力避けます。
穀雨の候に関しては、二十四節気の「穀雨」の期間のみ使うことが出来る時候の挨拶です。
勘がいい人なら気づいていると思いますが、「(二十四節気)+の候」という方式が当てはまります。
二十四節気の名称とその時期さえ覚えておけばどんな時も時候の挨拶で間違った使い方をしなかったりします。
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