節分の候という時候の挨拶知っていますか?
節分って時候の挨拶として使えるんだ。というのが私の率直な感想でした。時候の挨拶って二十四節気に関係する語句や、気候に関係するものが多く行事などに関係する時候の挨拶って殆どありません。
まあ節分って日本人なら誰でも知っている行事だし、あまり使い方に迷う方は少ないと思いますがまとめてみました。
節分の候とは
読み方は
節分の候は「せつぶんのこう」と読みます。
これ読めない人はいないと思います。節分を知らない人ってほとんどいません。
候に関してたまに間違える人がいて訓読みで「そうろう」と読んでしまう人が稀にいます。
時候の挨拶は丁寧な手紙を書く時に必要なものという気持ちが強すぎてついつい変な読み方をする人がいるようですが、恥ずかしいのでやめましょう。
意味は
節分の候は「節分の季節になりましたね」という意味になります。
という意味でよいと思います。ただ他にも意味があったりします。
今でこそ節分と言えば2月3日を指しますが、実は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指す言葉だったりもします。
『季「節」の「分」け目』という意味で節分だったりします。
なので「季節の変わり目になりましたね」という意味の方が私はしっくりきますね。
使う時期は
節分の候は2月上旬に使うのが適している時候の挨拶です。
これは節分の時期に使っておけば問題ない言葉なのでさほど難しく考えなくてよいと思います。
細かい事を言えば、節分過ぎた2月5日とか本当に使っても良いのかな?とか思ったらキリがありません。
理想は2月1日~2月5日程度に送る手紙に使う方がいいですが、あまり気にしないほうがいいでしょう。
Sponsored Link
節分の候を使った簡単な例文は?
手紙の書き出しは「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
「拝啓 節分の候、○○様にはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます」
個人宛に送る手紙のテンプレのような手紙の書き出しが上記になります。
安否を気遣う言葉に「元気ですか」「活躍していますね」などの言葉を使う事も多いのですが、相手の状況次第では失礼に値する場合があります。
そういう事を踏まえると無難な言葉はこうなってしまいますね。
「拝啓 節分の候、貴社におかれましてはますますご清祥のこととと存じます」
上記が取引先などの会社宛に送る基本的な手紙の書き出しになります。
安否を気遣う言葉の部分に「なお一層のご活躍のことと存じます」などを使うことも多いですが、業績が不安な相手にその言葉は失礼になってしまいます。
この辺は空気を読んで選ぶとよいと思います。
まとめ
- 節分の候は「せつぶんのこう」と読みます
- 「節分の季節になりましたね」または「季節の変わり目になりましたね」と言う意味です
- 使う時期は2月上旬です
2月に使える時候の挨拶の上旬・中旬・下旬の使い分けは?
Sponsored Link
コメントを残す