7月に使う時候の挨拶を調べていたら仲夏の候という言葉を見つけた。使い方は?
手紙のマナーって結構知らないことが多いですよね?時候の挨拶は頭語の後に添える言葉ですが、意味と使うタイミングを知らないと季節感が全く違う時候の挨拶を選んでしまうかもしれません。
今回は仲夏の候の読み方、意味、使う時期、例文を記事にしてみました。
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仲夏の候
読み方は?
仲夏の候は『ちゅうかのこう』と読みます。
読み方的には普通に音読みをすればいいだけなので変にクセはありません。『なかなつ』とか読まないように気をつければ大丈夫でしょう。
候に関しても簡単な音読みですが、日本人で時代劇とかを見ている方なら候をそうろうと読んでしまう危険はありますね。そうろうに合わせて仲夏もなかなつと読んでしまい、なかなつのそうろうと読んでしまうと・・・とても恥ずかしい思いをするでしょう。
時候の挨拶の殆どは音読み。コレを覚えておくと読み間違いをしません。
意味は?
仲夏の候は『夏の真ん中の季節』という意味になります。
ただ、このままだとちょっとしっくり来ませんので少しアレンジを加えて『夏真っ盛りな季節』みたいな表現でもいいと思います。
使う時期はいつ?
仲夏というのは三夏の真ん中にあたる時候の挨拶になります。
- 初夏:立夏から、芒種の前日
- 仲夏:芒種から、小暑の前日
- 晩夏:小暑から、立秋の前日
仲夏は芒種から小暑の前日までに使われる時候の挨拶ということがわかります。2016年の芒種が6月5日で小暑が7月7日です。
つまり仲夏の候は6月6日から7月6日まで使うのが適している時候の挨拶です
でも、正直言いまして6月に使うにはいまいち使いづらい時候の挨拶と思います。6月は確かに夏ですが雨が多い梅雨のイメージの方が強くありませんか?
私だったら仲夏の候は7月上旬に使う時候の挨拶と思って使います。
ただ夏を『初夏』『仲夏』『晩夏』と3つに分けて6月・7月・8月に当てはめる人もいます。そういう人は仲夏の候を7月中ずっと使うようですが、どちらがいいかはご自身で判断してください。
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仲夏の候の例文
個人宛に送る場合
改まった言い方をしたい場合はこのような感じです。
仲夏の候、◯◯様におかれましてはなお一層のご発展のことと拝察いたしております。
仲夏の候、皆様におかれましてはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます。
親しい人宛に送る場合はこのような感じです。
仲夏の候、◯◯様はお元気でお過ごしですか。
仲夏の候、皆様はその後ご無事でお過ごしのことと存じます。
団体、会社宛の場合
基本的に『時候の挨拶+相手方の安否を尋ねる挨拶』という基本だけ押さえておけば大丈夫ですね。
仲夏の候、貴店におかれましてはなお一層ご盛栄のこととお慶び申し上げます。
仲夏の候、御社にはますますご活躍のことと存じます。
まとめ
- 仲夏の候は『ちゅうかのこう』と読む
- 意味は夏の真ん中の季節という意味
- 使う時期は6月5日から7月6日あたりになるが7月上旬と覚えるのが一般的
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