草花の近くやコンクリートの壁など、色々な場所で見つけることができるカタツムリとナメクジ。
彼らの寿命は一体どれくらいだと思いますか?カブトムシやトンボなどは成虫になって2カ月ほどしか生きられないことは有名ですよね。
小さなカタツムリやナメクジもやはり数カ月で一生を終えるのでしょうか。ここではカタツムリとナメクジの寿命について考えてみたいと思います。
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カタツムリの寿命ってだいたいどれぐらいなの?
カタツムリは種類によって寿命がまちまちって本当?
「カタツムリ」と言ってもとても多くの種類があります。
軟体動物門腹足網に属する生き物をまとめてカタツムリと呼んでいるため、その種類は日本だけでも700種類以上とも言われています。
大きさもさまざまで、1mm前後のカタツムリから殻が20cm以上の巨大カタツムリまでいます。そのため寿命もまちまちです。
小型のカタツムリの寿命は1年程度、大型のカタツムリの寿命は数年とされています。カブトムシやトンボなどの昆虫に比べるとずいぶん長生きする生き物なのですね。
野生か飼育されているかでも寿命が違う?
カタツムリの寿命は種類によって様々なのですが、同じ種類のカタツムリでも野生か飼育されているかによって寿命が大きく変わっています。
カタツムリには鳥やねずみなどの天敵がたくさんいます。さらに湿気に弱いため環境の変化によって命を落とすこともあります。自然の中で生き伸びることは大変なことなのですね。
飼育されている場合には天敵に襲われる危険が全くなくなります。さらに湿気対策もしながら育ててもらうので、とても長生きできるのです。
最長記録は?
飼育されることで長生きする可能性が高くなるカタツムリですが、なんと15年間も飼育されたケースがあります。
ナミコギセルという種類のカタツムリを成貝の状態から育てはじめたところ、15年間も生きたのです。
このミナコギセルが死んだ原因は飼い主が乾燥させてしまったことでした。もしその不注意がなければもっと長生きしたのかもしれません。驚きの生命力ですね。
カタツムリが死んじゃった・・・実は冬眠している可能性も
カタツムリは、寒い冬の期間は冬眠します。飼育していても冬眠を始めることがあるのです。冬眠している時は殻に閉じこもり、殻の入口に膜を張ります。
数日動かない…という場合には、入口に膜があるか確認してみましょう。膜があれば冬眠の可能性も高いので様子を見るようにしてくださいね。
カタツムリは実は交尾をすると寿命が激減するって本当?
カタツムリの特徴は、同一個体が卵子と精子の両方を持つ雌雄胴体であることです。雌雄異体のカタツムリのいるのですが、多くのカタツムリは雌雄胴体とされています。
そしてこの雌雄胴体のカタツムリの中に、交尾をすることで寿命が激減する種類がいるんです。
その理由はカタツムリが交尾の時に突き刺す「ラブダート」(恋の矢)です。「ラブダート」と名前はとてもロマンチックなのですが、これを刺された交尾相手は生殖能力が低下し、寿命を縮めることになるというのです。
これは相手に自分以外のカタツムリを交尾させないことで、自分の子孫を繁栄させようという意図があるのではないかと考えられています。
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ナメクジの寿命ってだいたいどれぐらいなの?
カタツムリの殻が退化した生き物がナメクジです。
カタツムリと違って「気持ち悪い」「ガーデニングを荒らす」ということで嫌われていますよね。そんなナメクジの寿命はどれくらいなのでしょうか。
やはりナメクジもカタツムリと同じように1年~数年が寿命です。カタツムリと違い飼育されることがないので、10年以上生きるような例はないようですね。
まとめ
今回はカタツムリの寿命についてご紹介してきました。カタツムリの寿命は1年~数年です。小さな体で数年も生きのびることもあるのですね。
のんびり生きていることが長生きの秘訣かもしれませんね。でも、飼育されたカタツムリはもっと長生きします。
15年も生きたカタツムリの例まであります。どれくらい長生きさせられるか挑戦してみるのも良いですね。
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