実はカタツムリはコンクリートを食べるって本当?調べました!

カタツムリ

いつも目にしている虫や動物でも、意外とどんなものを食べるのか知らないものです。

アジサイの葉っぱなどにチョコンと乗っているカタツムリは一体何を食べて生きているのでしょうか。

そんなカタツムリの食べるものを調べてみると、なんと「コンクリート」を食べることがわかりました。

これは本当なのでしょうか。詳しく調べてみたいと思います。

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カタツムリの食べる餌と言えば野菜や果物が基本

カタツムリ

カタツムリは草食です。基本的に草や野菜、果物などを食べて生きています。大切に育てた花や、ハーブなどをカタツムリに食べられてしまうこともよくあります。

特にカタツムリは甘い野菜や果物が大好き。トマトやモモなどを好んで食べるとされています。お庭でミニトマトを育てる時には要注意ですね。

カタツムリがコンクリートを食べるっていうのは本当なの?

ポイント

その理由は?

野菜や果物が大好きなカタツムリですが、なんとコンクリートを食べることもあるというのです。

その理由は「カルシウム」です。

ご存知の通り、カタツムリには殻がついていますよね。カタツムリはヤドカリのようにただ殻をかぶっているわけではありません。

この殻の中には心臓、肝臓などの大切な内臓が入っているのです。その内臓を守っているのが固い殻なのですね。

この殻は炭酸カルシウム(石灰質)で構成されています。カタツムリの殻はそのまま同じ大きさではありません。

体の成長に合わせて少しずつ大きくしなければいけないのです。そのために炭酸カルシウムを摂取する必要があるのです。

そしてこの炭酸カルシウムを含んでいるのがコンクリートです。

カタツムリはコンクリートから染み出している炭酸カルシウムを食べているのです。

柔らかい体のカタツムリですが、実はたくさんの歯を持っています。歯というよりもおろしがねのようなものです。この歯で炭酸カルシウムを削り取って食べます。

ちなみに、炭酸カルシウムを摂取するためにコンクリートを食べる生き物は、カタツムリの他にダンゴムシも有名です。

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カタツムリが壁にくっついている理由はコンクリートを食べていた?

カタツムリ

コンクリートの壁にたくさんのカタツムリが集まっていることがありますよね。子供の頃にそんなカタツムリの姿を見て「何をしているんだろう?」と疑問に思ったものです。

コンクリートの壁にくっついているカタツムリたちは、コンクリートに含まれている炭酸カルシウム食べていたのです。

自分達の殻をより丈夫に大きくするための行動なのですね。また、晴れた日よりも雨が降った後のコンクリートの壁の方が、カタツムリを見つける確率が高いですよね。

これは雨に濡れたコンクリートの方が炭酸カルシウムがたくさん染み出してくるからなのです。

本当に頭の良い生き物なのですね。

昔は石を食べていた⁉

カタツムリは自分の大事な殻を丈夫にするためにコンクリートを食べていることがわかりました。

それではコンクリートがなかった時代にはどのようにしてカルシウム補給をしていたのでしょうか。

昔は石灰岩を食べることで炭酸カルシウムを得ていました。石灰岩の主成分は炭酸カルシウムなので効率良く摂取することができるのですね。

石灰岩があるところには、大量のカタツムリが密集していることもあるんです。ちょっと気持ち悪いかもしれませんね。

また、カタツムリの死骸の殻を食べることで炭酸カルシウムを得ることもあります。カタツムリは生き延びるために、色々な努力をしているのですね。

ちなみにペットとして飼う時には卵の殻を与えるとカルシウム補給になります。

まとめ

雨上がりの壁に大量のカタツムリがくっついていることがあります。その理由を知ると面白いですね。

殻を強く大きくするためにコンクリートの成分を食べているのです。生き物の生命力、さらに生き物の神秘さえ感じてしまいました。

コンクリートにはりついているカタツムリを見た時には、ぜひ思い出してくださいね。

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