災害に対する備えについて、意識している方が増えているようです。
食料や水、日用品の備えももちろん大切ですが、今回は防災頭巾について調べてみました。
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防災頭巾の落下物に対して防ぐ力はどのぐらいあるの?
防災頭巾の役割にひとつに、落下物から頭部を守ることがあげられます。地震などの災害が起こったさい、頭上にはどんなものが落ちてくるかわかりません。
防災頭巾では、どの程度落下物からのケガを防ぐことができるのでしょうか?
ある機関では、5kgの重りを10cmの高さから落下させ、衝撃吸収性能を調べる、というテスト方法で性能を確認しているようです。
また、固い素材を使ったヘルメットなどは、この10倍もの高さから落下させた重りでテストしている、という事です。
このことから、防災頭巾は軽量な落下物から頭部を守ることを想定したもののようです。
軽量の落下物が想定される屋内などで使用する場合は、ケガから身を守るアイテムとして役立ちそうです。
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防災頭巾は落下物だけではなく火災などからも守る効果がある
防災頭巾には、落下物から頭部を保護するだけでなく、火災などから身を守ることも期待できます。
地震発生時は、地震の影響で火災が発生する、という事例も多いため、火災に対する備えも必要になります。
多くの防災頭巾では、表面素材には燃えにくいものが使用され、防炎加工や難燃加工などの燃えにくくするための特殊な加工を施してあるものもあります。
また、表面素材だけでなく、中綿にも燃えにくい素材を使用し、安全性を高めている商品もあるようです。
適切な加工がなされているものでは、燃焼が起こっても持続せず、自然に消えるという実験結果もあります。
防災頭巾があるだけで、頭髪や顔など弱い部分を火災の炎から守ってくれるので、安心です。
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経年劣化したりすると衝撃吸収率が下がるので注意
経年劣化はどんなものにも避けては通れません。防災頭巾も例外ではなく、残念ながら、経年劣化により衝撃吸収率が下がってしまうようです。
中綿が劣化して、衝撃を吸収できなくなったり、表面生地に破れやほつれなどが出ることで、詰め物が知らず知らずのうちに露出してしまうことも懸念されます。
そのような状態になると、当然性能が低下し、期待されている効果が得られなくなってしまいます。
また、洗濯などの影響により、均等に詰まっていた中綿に偏りが出たりすることで、十分に性能が発揮できなくなることもあります。
避けられない経年劣化ですから、耐用年数や洗濯などの手入れの仕方を、商品に合わせて適切に行うことで、安心して使用することができます。
小学校では座布団としても使われる
防災頭巾が活躍する場として、小学校があげられます。小学校では、座布団として、防災頭巾活用しているところもあります。
座布団としてだけでなく、背当てとして使用できる商品もありようです。防災頭巾を身近なところで使用することで、いざという時にすぐに身を守る行動がとれます。
日頃から防災に対する意識付けを行うことで、災害が起こったさいにも落ち着いて行動ができると思います。
長期間使うものなので、劣化の確認は定期的に行う必要がありそうです。
あとがき
防災頭巾が広く浸透することで、普段から防災について考えるきっかけになり、万が一起こってしまった災害でも、被害が軽減されることを願います。
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