私が子供の頃は給食は残さず食べましょうということが当たり前だった時代です。私は干しぶどうが嫌いだったので、ぶどうパンが出たらいつも気分が落ち込んでいたのを覚えています。
反対にアイスクリームが出る日は余ったアイスクリームの取り合いだったことをよく覚えています。
今の給食って残すことに対して先生は怒るのでしょうか?それとも怒るのは体罰としてみなされてしまうから自由なのでしょうか?気になったので調べてみました。
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現代の先生は当り障りのないように注意する程度の教育をしている
色んな親がいるのでこういうどっちつかずな感じで注意するようです。口頭で「残さず食べようね」と言うぐらいでそれ以上は強くは言いません。
私が子供の頃はご飯を残さず食べようと昼休みの時間も頑張って嫌いなものを食べる生徒の姿もちらほらあったのですが、今それをやったら体罰になるでしょうね。
子供の親から攻められて面倒なことになるのは避けたいと考える先生が増えているようなのであまり強く言わない先生が増えているようです。時代は本当に変わりました。
給食を残さず食べるというのはしつけでは大事なこと
私は給食で残している生徒がいた場合残さずに食べるように促すべきだと思います。
好きなものだけ食べて嫌いなものは残すような食生活をする子供が将来とてもいい大人になるとは思えないのがあるからです。
でもそれは好き嫌いで残している子供に対してだけであって、体質などによって食べられない子供に怒るのはナンセンスだと思います。
しかし・・・最近はアレルギー持ちの子供が増えています
最近はアレルギーを持った子供がいて体に異変を出す食べ物を食べさせたら生死に関わることがあります。
最近だと乳製品のアレルギーを持っている子がチーズを食べて死亡してしまったという事件がありました。
親と先生はきちんと連携を取ってアレルギーに対しては気をつけて取り組んで欲しいです。
アレルギーを持っている子に対して食べ物を残すなというのは「死ね」と言っているようなものなので厳禁ですね。
少食で食べられない子供に対してはどうしたらいい?
子供の中には給食の量が多すぎて食べられないというケースがあると思います。
家で普段食べる量に対して給食がとても多すぎて食べきれない子供に対しても先生は怒るべきなのでしょうか?答えはやはり親の育て方次第だと私は思います。
親によっては少食な子供の体質をもっと食べる子に育って欲しいと考える人もいると思います。
それならば無理にとは言いませんが、少し子供に頑張らせて少しでも多く食べれるように促してあげるべきだと思います。
「逆に、無理に食べさせて欲しくない」と考える親もいると思います。その場合は子供に無理をさせないほうが良いでしょう。
少食の件もアレルギーの件もそうですが、親と先生の意思疎通こそ大事なことだと私は思います。
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給食の食べ残し問題では親と先生の意思疎通が特に重要
とても熱心な担任だと、4月に給食が始まる前に親に連絡事項みたいな紙で給食の取り組み方についてアンケートをするところもあるようです。
子供の嫌いな食べ物やアレルギーを起こす食べ物、嫌いな食べ物に対して先生に期待する行動などをアンケートで提出してもらうところもあるようです。
そのアンケートによって生徒個人に対して給食問題を徹底するという先生もいるようです。とても素晴らしい取り組みだと私は思います。
しかしほとんどの先生はそこまでしてくれません。生徒一人ひとりに給食の食べ残し問題を対応できれば理想なのですが、なかなか一人ひとりを面倒見るのは大変でしょう。
生徒一人ひとりを差別という言い方は御幣がありますが、教育の仕方を変える事によってエコ贔屓と感じる子もいると思います。
「A君には強く言わないのに何で自分だけ給食に厳しいの!贔屓だ!」
とも思ってしまうかもしれません。
たとえ親の了承があってもこう思われてしまう可能性があるので、生徒一人ひとりの対応を変えるのが最良の方法であるとは言い切れない問題だと思います。
うちの学校給食に対してアンケートもないどうすればいいの?
子供の方針について親の要望は先生にきちんと伝えるべきだと私は考えます。
「文句ばっか言ってたら先生にモンスターペアレントと思われそうで言えない」
そんなことはありません。子供の育てる方針を教師に伝えることは担任にとってもその子供の扱い方がわかるので参考になります。
先生として困るのは「しつけはすべて学校に任せる」みたいな無関心な親が一番困ります。こういう親に限って意に反したことが起こると騒がれますので厄介です。
給食は残してもいい?残さず食べるべき?のまとめ
・親によってはそういうしつけが嫌いな人もいるから教師と親の意思疎通は大事
・親は先生にこうして欲しいと色々要望を言うのはとても大事なこと
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非常に疑問なのですが、
「残す」という言葉の定義についてです。
一人ひとり、体質も気質も体格も違う、
すなわち、
「もともと食べられる量」「その子にとっての適量」
は、違っていて当たり前ではないでしょうか。
そこを無視して、一方的に、
「はい、これが決まった量です。」
とばかりに、その子にとってもともと無理な量をあてがって、
食べられないのは無理もないのに、
「残した」と言って責める、おかしくないですか?
例えば、あなたが、朝食にパン1枚が適量だとして、
「3枚食べなさい」と言われたら?
無理に食べたらおなかをこわしたり、気分が悪くなったりするとしたら?
食べられないと言ったら、
「ものを粗末にしている」「まともな大人ではない」
などと言われたら?
それと同じではないですか?
「残す」の定義は難しいですね。
少食の子供は最初からよそう量を少なくするなどすればいいでしょうが、
私が子供の頃は当番の生徒が適当によそっていたので大体全員同じぐらいの量でした。
少食の子はどうすればいいか?それはやっぱり親がきちんと先生に伝えることではないでしょうか?
そうすれば最初からよそう量を少なくしてもらうことで「残す」という状況は生まれないかもしれませんね。
親が伝えてなかった場合先生はどうすればいいか?
まず給食を食べきれない子の状況を理解することが大事なのではないでしょうか?
その態度を踏まえて生徒の親に「給食の量」について相談をしたりするといいかもしれませんね。
「うちの子あんまり食べないけれど無理やりでも食べさせて欲しい」「無理に食べさせないで欲しい」
親だってそれぞれ子供に対する方針は違うと思いますので。
しかし最近の先生はそこまでしてくれる人っているのかと言われたら難しい気もします。
食べきれないのには理由があると思います。
単純に少食なのか、食べたくないものが配膳されているからなのか、アレルギーで食べてはいけないのか
その上でそれぞれ適した対応をするのが正しい事なのでしょうね。