秋映というりんごの品種の特徴について

りんごの画像

秋映という品種のりんごがあります。あまり市場には出回らないりんごですが、実は結構美味しいりんごだったりします。

「りんごは色が綺麗なのを選べばいい」

と思って購入している人が秋映を買うと、多分酸っぱいものを選んでしまうちょっと変わったりんごです。

今回は秋映の特徴と、美味しい秋映の見分け方などを記事にしました。

▶ りんごの種類一覧。甘くて美味しい品種の選び方

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秋映の特徴

切った林檎の画像

秋映の歴史

秋映は「千秋」と「つがる」を交配して育成して1993年に品種登録された結構歴史が新しいりんごです。

長野県生まれでシナノスイートととシナノゴールドとこの秋映という3つの品種が「長野県のりんご三兄弟」と呼ばれています。

味の特徴

糖度は14度-15度とふじ(糖度13度)に比べてやや高めで酸味も普通程度にあります。ふじよりも食べて甘く感じない人もいますが、恐らくふじよりも酸味が強いのが原因だと思います。

そして多汁というのが秋映の一番の特徴だと思います。りんごは果汁が多めの品種が多いのですが、秋映はその中でも極めて多いのでみずみずしいりんごが好きな方にはたまらない品種です。

堅さもふじ程度に堅いのでふじよりもちょっとだけ甘く酸味が強いけれど、果汁たっぷりのりんごだと覚えていただけるとわかりやすいと思います。

秋映は見かけが悪いものほど美味しい?

「りんごは綺麗な赤色をしたものが美味しい」

そういう固定観念を打ち破ってくれる品種がこの秋映です。りんごが青森県など寒い地方で多く生産される理由は寒いところほど色づきが良いからというのがあります。

なので、暖かい地方ではあまりりんごは生産されないのですが、秋映は色づきがいい品種なので暖かい地方でも綺麗に色づいてくれる特徴を持っています。

秋映は完熟し切るとドス黒い赤色になります。見た目が凄く悪く生産当初は東京に持って行っても見向きもされなかった事があったそうです。

しかし見た目とは裏腹にドス黒い赤色をした秋映ほど完熟していて美味しかったりします。秋映を選ぶ時は見た目が赤い綺麗なのよりもドス黒い色のモノを選ぶのが美味しい秋映を選ぶコツですね。

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秋映が一番多く生産している県は?

ランキング

  1. 長野県:380ヘクタール(91%)
  2. 山形県:9.5ヘクタール(2%)
  3. 群馬県:9.5ヘクタール(2%)
  4. 富山県:4.9ヘクタール(1%)
  5. 山口県:2.8ヘクタール(1%)

ここまで色々な品種のりんごの生産量ランキングは作っていますがこの結果には驚きです。長野県はりんご生産量が第2位なのでわかるのですが、他の県をみると南の方の県があったりと今までランキングに出たことがない県が目立ちます。

秋映の暖かい地方でも色づきがいいという品種は南の方でりんごを作りたい農家にとっては救世主のようなりんごなのでしょう。

そんな秋映、生産量は少なくなかなか出回らない!

「ふじやつがるよりも私は秋映の方が好きなのですがなかなか市場に出回らない!」

これほんと私いつも困っています!私はりんごを週に1回はスーパーで買うんですよ。その時に大抵買うりんごは王林。たまに物珍しい種類のりんごが置いてあるとそちらを買うのですが、そんななか秋映をスーパーで見かけたことはありません。

幻のりんごというよりもあまり生産されていないりんごなんですよね。

なので年に数回私はネット通販で買います。見かけとかあんまりよくなくてあまり美味しそうに見えないという弱点とコスト面から市場に出回らない秋映。是非一度お試しで食べてみてはいかがでしょうか?

まとめ

  • 秋映は「千秋」と「つがる」の交配種で1993年に品種登録された新しい品種
  • 味は糖度は高く酸味も強いのが特徴だが多汁なのが売り
  • 秋映は完熟すると色がドス黒い赤色になる
  • 暖かい地方でも生産出来る利点があり、生産量1位は長野県

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