薬味としては勿論、多くの栄養成分を含んでいる大葉。豊かな香りが食欲をそそりますよね。
そんな大葉と言えば、紫蘇と呼ばれる事もありますが「大葉」と「紫蘇」の違いがあるのか気に掛かりますよね。そんな大葉と紫蘇、そしてえごまの違いをご紹介致します。
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大葉とは
大葉はシソ科シソ属の植物となっています。大葉は「紫蘇」と呼ばれる事もあります。「大葉」は料理や薬味として使用されると、「紫蘇」と呼ばれています。
大葉は一般的に青じそを葉の形状のまま香味野菜として使用する場合のみに使われる呼ばれ方です。その為、購入時は「紫蘇」として販売されています。
紫蘇とは
紫蘇はシソ科シソ属の植物です。赤紫蘇や青紫蘇が一般的に紫蘇と呼ばれています。独特な豊かな香りがある事で薬味として使用されています。
刺身の下に敷かれている事も多く、「何故刺身の下に?」と感じてしまう方もいらっしゃいますよね。紫蘇には強い殺菌効力があり、刺身に付着した細菌の退治や防腐の役割となっています。
その為、鮮度が大切な刺身と一緒に提供される事が多いのです。また紫蘇は単に殺菌効果があるだけでは無いのです。
まずは豊富なビタミンCです紫蘇にはビタミンCがたっぷりと含まれており、肌細胞の活性化に大きな効果を齎してくれるのです。
美肌を気に掛ける女性には嬉しい効果となります。また老廃物や毒素の排出効果もあり、大きなデトックス効果も期待出来るのです。
結局大葉と紫蘇って同じ植物なの?
大葉と紫蘇は全く同じ植物となっています。
簡単に区別すると、栽培されている時は「大葉」、食用として販売されている時は「紫蘇」として捉えると解りやすいと思えますね。
えごまも同じ植物なの?それとも違うの?
えごまはシソ科の一年草で、紫蘇とは同種の変種の植物となっています。えごまと紫蘇の葉っぱがよく似ている事で「同じ種類?」と思う方もいらっしゃいます。
しかし香りや含まれている栄養成分が異なる事で同じ植物ではないのです。
同じ種類となっている事で、似ている部分が多々ありますが、植物学上では全く違う植物となっています。
大葉とシソは地方によって呼び方が違っていた?
昔は青じそを販売する際に、紫蘇の“「芽」と「葉」の区別が必要となっていたのです。葉の方に「大葉」という商品名をつけようと当時の方が考えた事で、現在でも大葉と呼ばれているのです。
また「大葉」と「紫蘇」の呼ばれ方はエリアによっても異なるそうです。
大葉は関西より西側で呼ぶ事が多く、紫蘇は中部地方から東の日本海側が多い傾向にあります。ただ育った環境の中で「大葉」や「紫蘇」という言葉が定着していれば、エリアに関係なく呼ばれています。
あとがき
薬味は勿論、ドレッシングの材料としても人気の紫蘇。紫蘇と大葉は全く同じ植物でえごまは植物としては違えど、同じ仲間となっているのです。
どちらも豊かな香りで栄養成分が豊富となっている事で、積極的に摂取したい植物ですね。
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