夏になると冬瓜を観かける事も多くなり、煮物で食べられる方も多いですよね。そんな冬瓜とよく似ている夕顔の違いをご存知でしょうか。
今回は【似ているけれど実は違う冬瓜と夕顔の違い】についてご紹介致します。
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冬瓜とは
冬瓜は夏に収獲されるウリ科の植物です。原産国はインドとされていますが、日本においては平安時代から栽培が行われています。
「冬瓜」と「冬」が付いている事で冬が旬と思われがちですが、夏に収獲された冬瓜は保存食として冬まで保存が可能という事で冬瓜と名づけられています。
楕円形の果実は100㎝の長さになる事もあります。黄色い花が咲き、緑色の外皮で果肉は真っ白。果肉の90%以上が水分となっています。
果肉自体にほとんど味が付いていない事で、煮物等の味が染み込みやすい料理にピッタリな食材です。
主に加熱して食べられる冬瓜ですが、生食でも食べる事ができます。生食だと硬さや苦味が感じられますが、ビタミンCがたっぷりと含まれています。
ビタミンCは熱に弱い性質となっており、薄く千切りにしてサラダで食べる方法がお勧めです。冬瓜には体内に篭った熱を逃がす作用があり、夏にピッタリな食材とも言えます。
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夕顔とは
夕顔は夏に収獲されるウリ科の植物です。夕方に花を咲かせ、翌日の午前に萎む性質から「夕顔」と名づけられています。
原産国じかインドや北アフリカと言われており、日本でも古くから栽培されていますが、詳細は不明とされています。
ひょうたんの苦みを少なくし、食用として改良したのが夕顔とも言われています。夕顔は白い花が咲き、薄緑色の外皮で果肉は真っ白。
果肉自体にはほとんど味は無く、煮物やみそ汁といった料理で活用されています。
また夕顔には「長ユウガオ」と「丸ユウガオ」の2種類がありますが、「丸ユウガオ」は海苔巻きやちらし寿司の具材の定番でもある「かんぴょう」の原材料ともなっています。
夕顔には苦味成分が含まれており、この物質は中毒症状の原因となります。強い苦味を感じたらこの物質量が多く含まれているので、食べるのを避けた方が良いと思われます。
夕顔は食物繊維がたっぷりと含まれており、腸内環境の改善や動脈硬化の予防、生活習慣病といった多くの症状に効果的とされています。
冬瓜と夕顔の違いと見分け方は?
冬瓜と夕顔は実の大きさや色合いがよく似ており、間違えてしまう事も多い食材です。そんな冬瓜と夕顔の見分けるポイントは「果肉の硬さ」です。
「冬瓜は実が硬く夕顔の実は柔らかい」。見た目で判断できなくても、果肉の硬さで見分ける事ができます。
冬瓜は大根のような硬さで、夕顔はスポンジよりも少し硬さがあります。
あとがき
冬瓜と夕顔は外皮の色合いや大きさ、果肉の色が似ている食材です。中でも夕顔は誰もが一度は食べた事がある「かんぴょう」の原材料ともなっているのです。
でも果肉の硬さが見分けるポイントともなっており、是非参考にして頂きたいと思います。
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