冬瓜の旬は夏?「冬」という漢字がついている理由は?

冬瓜

白い果肉で程良い硬さがある冬瓜。

そのままだと、ほとんど味はありませんが、調味料が良く染み込む為、どんな料理でも活用できる食材ですよね。

加熱は勿論、生食でも味わう事ができ、ほんのりとした苦味がアクセントともなります。そんな冬瓜は「冬」という感じが名前についているので「冬が旬の食材」と思ってしまいますよね。

今回は【冬瓜は夏が旬の食材なのか?】【どうして「冬」という漢字が名前に付けられているのか】という疑問を探ってみたいと思います。

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冬瓜の旬は夏?

ポイント女性

夏の時期になると冬瓜を観かける事も多くなりますよね。ズバリ「冬瓜の旬は夏」なのです。冬瓜は7~10月頃が旬を迎える食材となっています。

冬瓜は果肉自体に味がほとんどついていないので、煮物といった料理で食べる事が多いですよね。冬瓜の果肉の90%以上が水分と言われています。

夏の暑さで火照った熱を冷ます効果もあり、夏にピッタリな食材となっています。

夏至に食べる食べ物として冬瓜を食べる人もいる?

冬至には南瓜を食べる風習がありますが、夏至もタコを食べたり餅を食べたりと地域によってさまざまな食べ物が食べられています。

その中には「夏至は冬瓜を食べる」なんて人も多くいらっしゃいます。そもそも、どうして夏至に冬瓜を食べるのか気になってしまいますよね。

夏至というのは「一年の内で日の出から日没までの時間が長い日(北半球において)」とされている日です。つまり、気温が高い時間が一番続く日でもあります。

冬瓜には「熱を冷ます」という作用があります。

その為、一年の中でも暑い時間が多い夏至の日に冬瓜を食べる事で、「暑い夏に負けないように」という風習から夏至に冬瓜を食べる人もいるのです。

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何で旬が夏なのに「冬」という漢字がついているの?

冬瓜

「冬瓜」という言葉から、多くの人が「冬が旬の食材」と思ってしまいますよね。でも、冬瓜は夏が旬の食材です。

どうして「夏が旬なのに、冬という漢字」がついているのか不思議に感じる方も多いですよね。それは「保存性に優れ、冬の保存食としても食べられている」という事で「冬」がついているのです。

冬瓜が夏バテ防止に良いとされている理由は?

頭痛

冬瓜は夏バテ防止に良いと言われる食材です。どうして夏バテ予防に良いのかと言うと「カリウム」が豊富に含まれているからです。

夏の暑さは多くの汗をかく原因となってしまいます。汗をかくと体内中のカリウムが減少してしまうのです。

カリウムの減少は「低カリウム」となってしまい、これが夏バテの原因に繋がってしまいます。冬瓜を食べるとカリウムの摂取となり、夏バテ防止に良いと言われるのです。

また冬瓜はカリウムだけでなく果肉のほとんどが水分となっています。汗をかきやすい夏の時期に必要とされる「水分とカリウム」の両方を摂取する事ができるのです。

あとがき

夏が旬の冬瓜は「冬」という漢字がついていますが、保存性に優れ冬場まで日持ち可能となっている事で冬瓜と呼ばれているのです。

そんなたっぷりの水分と夏バテ防止に効果があるカリウムが豊富に含まれており、夏にピッタリな食材となっています。

夏至だけでなく暑い日が続く夏は、冬瓜を食べ暑さに負けない事が大切ですね。

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