大根は私たちの食生活において、とても身近な食材となっていますよね。野菜スティックやサラダ、煮物とあらゆる調理法で美味しく食べられています。
さて、いつも何気なく食べている大根にも、さまざまな品種がある事をご存知でしょうか。大根には「三太郎大根」という品種もあり、高い人気があるのです。
今回は【三太郎大根の特徴や産地とは?】についてご紹介致します。
Sponsored Link
三太郎大根とは?
三太郎大根はタキイ種苗によって開発された品種です。
抽苔が遅く、耐寒性に強い特性があり、秋ごろの収穫だけでなく、寒さの厳しい冬、そして春にも栽培が行える「3季獲り」の大根となっています。
この3季獲りできる事が「三太郎大根」の名前の由来となっています。
一般的に大根と言えば「青首大根」となっていますが、青首大根よりも30㎝程短い短形型となっています。
先端部分と葉に近い部分を切り落とすと、ほぼ同じ太さとなっています。その為、煮物にピッタリな大根となっています。
三太郎大根の食べたときの味などの特徴は?
三太郎大根は真っ白な果肉が緻密になっており、生食で食べるとシャキシャキとした食感を楽しむ事ができます。
また大根を卸すと「辛い」と感じる方が多いですよね。
三太郎大根は大根卸しにしても、辛みがほとんど感じられないので、大根卸し特有の辛味が苦手な方にピッタリな品種です。
三太郎大根のオススメのレシピは?どんな料理に使うと美味しい?
大根を煮物にすると、形が崩れてしまう事を悩みとされる方は多いですよね。三太郎大根は煮崩れし難い上、味が染み込みやすい品種です。
煮物やおでんの具材におすすめしたい品種となっています。
Sponsored Link
主な産地はどこ?どのぐらいの日数で収穫できるの?
三太郎大根は寒い季節でも栽培が可能な品種となっており、北海道や東北地方を始め、全国各地で栽培が行われています。
三太郎大根は種まきから、60日程で1㎏超えとなり収獲する事ができます。さらに90日以上おく事で、2㎏超えする事もある品種です。
比較的栽培しやすい品種となっている事で、家庭菜園を趣味とされる方からも人気が高い品種です。
三太郎大根は育てやすい大根?
三太郎大根は大根やカブの果肉に現れやすい「ス入り」がほとんどない品種です。ス入りができると、果肉が空洞になり、食感が衰えてしまいます。
収穫時期の遅れや肥大がうまくできないと現れやすくなっていますが、三太郎大根はス入りがほとんど起こらないメリットがあります。
あとがき
青首大根よりも短い為、「食べる部分が少ない」と感じてしまう方もいらっしゃいますよね。
しかし、みずみずしい果肉は食感も良く、加熱しても煮崩れしない面や味が染み込みやすいという品種となっています。
三太郎大根は長期間に渡る収穫時期や栽培しやすいという面が多くの方から親しまれているのです。
美味しい大根を堪能したいという方におすすめしたい品種です。
▶ 赤い大根の種類一覧!普通の大根と栄養価が違う?
▶ 白い大根の種類一覧!自分の好みの大根はどれだ?
Sponsored Link
コメントを残す