生食で食べるとシャキシャキとした食感とみずみずしい果肉が堪らない大根。加熱すると、旨味をたっぷりと吸い込み、和食でおなじみの食材ともなっていますよね。
さて、一般的に大根と言えば「青首大根」が主流となっていますが、「守口大根」という品種をご存知でしょうか。
今回は【守口大根の特徴やオススメの食べ方とは?】についてご紹介致します。
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守口大根とは?
守口大根は 大阪天満付近で栽培されていた「大阪宮前大根」で作られた漬物を、歴史的にも有名人となっている豊臣秀吉が「守口漬」と名付けた事で「守口大根」と呼ばれるようになった品種です。
16世紀から20世紀始めまで、守口市の淀川にて栽培が盛んに行われていましたが、新品種の導入や住宅地化等によって栽培が行われなくなってしまいました。
しかし、平成17年頃から伝統野菜の復古や継承が盛んに行われ始めると、守口大根の栽培も再び注目を浴び、平成19年には「なにわの伝統野菜」として、市場へと流通されるようになったのです。
守口大根は一般的に食されている「青首大根」とは全く異なる形をしています。
まず、大根と言えば太い胴回りとなっていますが、守口大根は太さが10㎝以下と細い大根です。しかも、ごぼうのように長く、見た目からは大根と思えない事もあります。
しかし、長さは2mを超える事もあり「世界一長い大根」としても知られています。
守口大根の食べたときの味などの特徴は?
守口大根の果肉はとても緻密で、噛むほどにシャキシャキとした食感とみずみずしさを楽しむ事ができます。
また甘味と辛みのバランスが整い、大根本来の味わいを感じる事ができます。
主な産地はどこ?旬の時期っていつなの?
守口大根は大阪守口地域が主な産地となっていましたが、現在は愛知県丹羽郡扶桑町と岐阜県各務原市にて栽培が行われています。
そんな守口大根の旬は12月中旬~1月中旬頃とされています。
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守口大根のオススメのレシピは?どんな料理に使うと美味しい?
守口大根は主に漬物として加工される事が多い品種ですが、漬物以外でも美味しく味わえます。そこで守口大根のオススメレシピをご紹介します。
守口大根のおでん
大根と言えばおでんの定番具材ですが、煮崩れしないように面取りを行ったりと下処理が面倒くさいですよね。しかし、おでんの具材として使用する守口大根は下処理が一切なし。
いつものおでんのダシや具材を用意し、守口大根はしっかりと洗うだけ。
切らない上、皮ごといれるので、ボリューム満点で見た目のインパクトも楽しめます。食べる時も豪快にかぶり付いて食べると、子供も大喜びですね。
守口大根にはゆるキャラが存在する?
細長い形が印象強い守口大根には、ゆるキャラが存在しているのです。
その名は「もり吉」。
男の子の柴犬が首輪ではなく、守口大根を巻いており、とてもキュートなゆるキャラです。そして、もり吉のポシェットの中には守口の特産品である守口漬けが入っているのです。
一般公募の中から選ばれ誕生したもり吉は守口市のゆるキャラとして、人々に親しまれています。
あとがき
世界一長い大根として、ギネス記録にも認定されている守口大根。古き善き野菜であり、なにわ野菜として現在注目を浴びて居ます。
また、守口大根のゆるキャラ「もり吉」も多くの方に守口大根の魅力を知って欲しいと、日々守口大根の普及に努めているのです。
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