わさびは日本を代表する調味料や香辛料となっていますよね。付け過ぎると辛さがツーンと効きますが、刺身やお寿司といった日本食には欠かせない存在となっていますよね。
さて、一般的に「わさび」と誰しもが言っていますが、実はわさびにも多くの種類があるのです。
そこで今回は【わさびの種類はどれくらいあるのか?】【西洋わさびとの違いとは?】についてご紹介致します。
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わさびの種類は大きく分けて2つ?
本わさび(わさび)
わさびと言えば「本わさび」です。しかし本わさびにも「沢わさび」と「畑わさび」があります。
沢わさびは、キレイな清流で栽培しているわさびで川沿いで沢わさびを見つける方も多くいらっしゃいますよね。
沢わさびは水温が高かくなると栽培できない為、人工栽培を行う場合には真夏の直射日光を避ける緑蔭樹にて水温の上昇を防いでいるのです。
この沢わさびが一般的に「わさび」として販売されているわさびです。
畑わさびは、名前の通り畑で栽培されているわさびです。
わさびと言えば、清流が必要とされてきますが、畑わさびは清流を必要とせず、沢わさびよりも栽培しやすい性質があります。
その為、沢わさびよりも安価に購入する事ができ、安価で購入できるわさびは畑わさびと思っても良いですね。
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西洋わさび(ホースラディッシュ)
西洋わさびは、フィンランドを始めとする北ヨーロッパで主に栽培されているわさびです。
ヨーロッパにおいては、卸してソースの味付けに使用したり、薄くスライスして肉料理に使用したりとさまざまな料理で親しまれる食材となっています。
日本には、明治期に導入されていますが、日本のわさびのような辛さとは異なり、とても強い辛味で香りも違うので、日本料理にあまり合わないわさびとなっており、広く普及もされませんでした。
しかし現在は、フレンチやイタリアンを始め、ヨーロッパの料理店も数多く出店されるようになり西洋わさびの需要が高まってきています。
北海道や福島県といったエリアで栽培が行われています。
本わさびと西洋わさびの違いは?
本わさびは水のキレイな水場で育ち、水温も10℃前後に保たれた場所でしか栽培出来ない為、栽培が難しいわさびとなっています。
しかし、西洋わさびは畑で栽培されるわさびとなっており、栽培は本わさびよりも難しくない為、流通量も多く安価に購入できます。
辛さは西洋わさびの方が、1.5倍近く辛味が感じられると言われております。
チューブ型のわさびの原料って本わさび?西洋わさび?それとも・・・
一般的にチューブ型のわさびを使われていますよね。チューブ型のわさびの原料って本わさびなのか西洋わさびなのか気になりませんか。
パッケージには「本わさび使用」と記載されていますが、原料の半分以上に西洋わさびが使用されています。
つまり、チューブ型のわさびは西洋わさびに本わさびを混ぜて作られたわさびとなっているのです。
あとがき
「わさび」と一口に言っても「沢わさび」と「畑わさび」があり、生育環境が全く違うわさびがあります。
さらに、ヨーロッパでポピュラーとなっている西洋わさびは私たちが普段口にする事が多い、チューブ型わさびの原料ともなっているのです。
本わさびと西洋わさびは香りも辛みも全く異なるので、料理に合わせて使い分けてみても良いですね。
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