ピリッとした辛さが鼻にツーンときますが、豊かな香りが魅力的で日本料理の薬味として欠かす事ができないわさび。
刺身やお寿司等さまざまな料理で親しまれ、外国人の方からも人気が高まっていますね。
さて、わさびは「なみだ」という別名で呼ばれている事をご存知でしょうか。どうしてわさびが「なみだ」なのか不思議に感じてしまいまいますよね。
そこで今回は【わさびは「なみだ」という別名で呼ばれているのか本当なのか?】について触れてみたいと思います。
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わさびの別名はなみだっていうのは真実?
わさびは外国人からも「WASABI」として親しまれる食材ですよね。
そんな今や世界中で知られているわさびは「なみだ」という別名があると言われています。恐らくほとんどの方がこの別名を知らないと思われます。
何故ならこの別名は一般的に呼ばれているのではなく、ある専門の方々の用語となっています。それは「お寿司屋」です。
お寿司屋では「醤油をムラサキ」、「お茶をあがり」といった用語で呼んでおり【わさびはなみだ】と呼ばれているのです。
どうして、わさびがなみだと呼ばれているのかもうお解りですよね。
わさびは辛みのある食材です。わさびを付け過ぎると涙が出る程の辛みを感じてしまいますよね。そんな事から、お寿司屋さんはわさびをなみだと呼んでいるのです。
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わさびの別名は本わさびと言われているのは本当?
わさびは「本わさび」という別名もあります。
一般的に生のわさびよりもチューブのわさびを口にする事が多いと思いますが、このパッケージにも「本わさび使用」と記載されていますよね。
そもそも「本わさびって何?」と思ってしまいますよね。
日本では、清流で栽培されている沢わさびと畑わさびがありますが、これらの総称が本わさびとなっているのです。
しかし、チューブのわさびの原料として多く使用されているのが、ヨーロッパで重宝されている「西洋わさび」です。
日本でもこの西洋わさびが多く流通されている事で、「日本のわさび」と差別化を行う為「本わさび」と呼んでいるのです。
ちなみにわさびって漢字でどう書くの?
わさびを漢字でどのように書くのかご存知ですか。わさびは【山葵】と書きます。
これはわさびの葉っぱが葵の葉っぱにとても似ている事で、山に生える葵に似た葉っぱから山葵と書かれているのです。
また1000年以上前の書物である「和名抄」ではわさびは「和佐比」としても記載されています。
わさびが栽培できる場所はとても少ない?
わさびは清流で水温が一定に保たれた水場が主な栽培場所となっていますが、近年は山間部の大型工事等によって清流がある水場が減少し、自生しているわさびがとても貴重とされています。
そんな事から安定した栽培と安価な西洋わさびが一般的に流通されるようになったのです。
あとがき
わさびが「なみだ」と呼ばれているのはお寿司屋さんの用語だったのですね。
もしお寿司屋さんを訪れ注文した時に「このお客さんはなみだ多め」なんて言葉が聞こえてきたら要注意ですね。
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