生のたけのこを茹でたものは、シャキシャキとした歯ごたえと、独特の苦味があります。
この新鮮なたけのこで作る天ぷらや炊き込みご飯は本当に美味しいものです。たけのこを食べると「春が来たなぁ」という気分になります。
たけのこは1年中、水煮のたけのこを食べることができますが、やはり春の生たけのこにはかないませんね。
しかし調べてみると、実はたけのこの旬は春だけではありません。実は秋に取れるたけのこもあるんです。どんなたけのこなのかご紹介していきましょう。
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たけのこの旬と言えば春!
たけのこの旬と言えば、絶対春ですよね。たけのこの旬は3月~4月です。この時期になるとスーパーや直売所には大きな生のたけのこが並びます。
旬の時期はとても安く売られていることが多いので、大量に買って茹でる方も多いでしょう。
たけのこは収穫してすぐに食べないと、どんどんえぐみが出てきてしまいます。そのため、スーパーなどに出回る時期は短いのです。旬の時期が短いからこそ、その時期を逃さずに食べたいですね。
旬のたけのこは、しっかりした歯ごたえ、香り、苦味があり、どんな料理にしても美味しいです。
水煮のたけのこならば1年中食べることができますが、どうしても風味が落ちてしまいます。歯ごたえもなくふにゃっとした柔らかさがありますね。
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実は秋にたけのこが取れる種類もあるって本当?
どこで取れるの?
たけのこと言えば春ですが、秋に旬の時期を迎えるたけのこもあるのです。
実は、たけのこと言っても一つの種類ではありません。色々な種類のたけのこがあるのです。
春にスーパーに並んでいるたけのこは孟宗竹(もうそうちく)という種類のたけのこです。産毛がついた茶色い皮で覆われているのが特徴です。
孟宗竹の主な産地は九州地方となっています。全国の生産量のうち、福岡は約25%、鹿児島は約20%の生産量をしめています。
一方、「四方竹(しほうちく)」というたけのこは秋から冬が旬とされています。高知県の特産物として有名です。
孟宗竹の生産量日本一の福岡は、四方竹の生産もさかんです。寒い地域では育ちにくいため、東北より南の地域で栽培されています。
断面が四角いことから名前がつけられました。孟宗竹の見た目とは大きく異なる長細いたけのこです。
コリコリとした食感が特徴です。たけのこの定番である土佐煮にすると非常に美味しいです。孟宗竹よりもあくが出やすいので、新鮮なうちにあく抜きをする必要があります。
しっかりあく抜きをしてしまえば、天ぷら、煮もの、炒め物など、普通のたけのこと同じように色々な料理にアレンジすることができますよ。
たけのこは外国でも食べられてるの?
日本各地で食べられているたけのこですが、世界の国々ではたけのこは食べられているのでしょうか。
日本で最もメジャーなたけのこである「孟宗竹」はもともと中国から伝来したものです。アジアではたけのこは広く食べられている食品です。
ところが、アメリカやヨーロッパでは生のたけのこが売っていることはほとんどありませんでした。アジア人向けに缶詰めのたけのこは販売されています。
たけのこは「Bamboo shoots」という英語名で売られていました。「Bamboo」は「竹」、「Shoot」は「新芽」と意味しています。
まとめ
今回は、たけのこの旬の時期についてご紹介してきました。一般的にスーパーで売られている孟宗竹は3~4月が旬ですが、四方竹の旬は秋から冬なのです。
特産地の高地ではたけのこの旬と言えば秋から冬なのかもしれませんね。
最近は水煮のたけのこの方が増えているので、旬の時期がわからない方も多いと思いますが、ぜひこの二つの旬の時期を覚えておいてくださいね。
ちなみにたけのこはアジアで食べられている食品であり、アメリカやヨーロッパではあまり食べる習慣はありませんでした。
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