ぜんまいを干すとタンパク質やカリウムなどの栄養成分がアップし、味も凝縮されて旨みも増します。
さらに、乾燥したぜんまいは1年保存しておくことができるので、とても便利な食材になるのです。
高級食材として乾燥ぜんまいが販売されていますが、実は自宅でも作ることができます。
ぜんまいを干す方法をマスターして、美味しい乾燥ぜんまいを1年中楽しみましょう!
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ぜんまいの乾燥のさせ方は?
ぜんまいって乾燥させる前にあく抜きするべきなの?
収穫したぜんまいは、どんどん苦味が増していきます。できるだけ早くあく抜きをする必要があるのです。
ぜんまいを乾燥させる時にも、まずあく抜きをしましょう。これにより苦味を早めに抑えることができます。
また、あく抜きを済ませてから干すことで、乾燥ぜんまいを調理に使う時にはあく抜きをする必要がなくなるので便利です。
なんで乾燥させる前に揉む必要があるの?
あく抜きしたぜんまいは、大きなザルに広げて並べます。ザルがなければ新聞紙の上でもOK。できるだけ重ならないように並べていきます。
数時間おきに表と裏を返すと乾燥しやすくなります。
さらにぜんまいを干すときにはひと手間が必要となります。それは「揉む」作業です。
ぜんまいはただ干しっぱなしにしておくだけではいけません。数時間おきに揉む必要あります。
両手に入るくらいのぜんまいを取り、やさしく手で揉んでいきます。これを数時間おきに1日5回くらい行います。
これにより、水で戻した時にふっくらやわらかいぜんまいになるのです。
この揉む作業をせずにただ放置して乾燥させてしまうと、水で戻した時に硬いぜんまいになってしまいます。
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乾燥ぜんまいの戻し方は?おすすめレシピは?
乾燥ぜんまいは何度も茹でる必要がある!
乾燥ぜんまいを食べる時には、水で戻す必要があります。まず、乾燥ぜんまいをたっぷりの水につけて2時間放置します。
次に、そのぜんまいをなべに入れてたっぷりの水を入れて茹でます。沸騰したら火を止めて、ぜんまいを取り出し水で洗います。
再び水からぜんまいを茹でて沸騰したら取り出して水で冷やします。これを2~3回繰り返すうちにぜんまいが柔らかくなります。
十分にやわらかくなったら、最後は沸騰させたお湯の中に入れたまま冷まして終了です。
一度戻した乾燥ぜんまいは、水に浸した状態で冷蔵庫に入れておけば、1週間保存することができます。さっと調理に使うことができて便利ですね。
とっても忙しい時の乾燥ぜんまいの戻し方は?
乾燥ぜんまいは、戻すのに時間がかかります。ゆっくりしっかり戻すことでやわらかく美味しいぜんまいになるのです。
しかし、どうしてもすぐに乾燥ぜんまいを使いたい!という忙しい時もあるでしょう。そんな時におすすめの乾燥ぜんまいの戻し方をご紹介しましょう。
炊飯器にお湯と乾燥ぜんまいを入れます。保温にセットしておくと数時間で戻すことができます。とても簡単&時短なおすすめ方法です。忙しい時には試してみてくださいね。
戻した乾燥ぜんまいのおすすめレシピはこれ!
戻した乾燥ぜんまいは、色々な料理に活用することができます。おすすめの3品をご紹介したいと思います。
まずは、定番の煮物。「ぜんまいと油揚げの煮物」です。
ぜんまいと油揚げを出汁、醤油、酒、みりんでシンプルに煮ます。ぜんまいの味を引き出してくれる素朴でありながら絶品の煮物です。
2品目は「ぜんまいナムル」です。ぜんまいのナムルは韓国では定番の家庭料理です。鶏ガラスープの素、すりおろしにんにく、ごま油、醤油、塩コショウで味付けをします。
3品目は「ぜんまいのバター醤油パスタ」。ぜんまいはパスタとも相性が良い山菜です。
ベーコンとニンニク、ぜんまいを炒めて、バター醤油で味付けします。大葉や海苔をトッピングするとさらに美味しく仕上がります。
まとめ
ぜんまいは、日持ちしにくい食材なので乾燥保存する方法がおすすめです。少し手間はかかりますが、一度干した乾燥ぜんまいができると1年も保存しておくことができるのです。
たくさんのぜんまいがある時には挑戦してみてくださいね。また、せっかく上手に干した乾燥ぜんまいは、正しく戻したいですね。
おすすめレシピもぜひ参考にしてみてください。
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