ふきのとう、タラの芽など、山菜と言えば春に美味しい食材ですよね。春の訪れを感じることができます。
それではぜんまいの旬の時期はいつなのでしょうか。地域によって違うことはあるのでしょうか。
今回はぜんまいの旬について調べてみたいと思います。
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ぜんまいの旬っていつなの?
ぜんまいの旬はやはり春!
ぜんまいとは、ゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物です。私たちが煮物や天ぷらなどで食べているぜんまいは、ぜんまいの新芽です。
北海道から沖縄まで日本全国の山地に自生しています。そのため、その地域の気候により旬の時期にズレがあるのです。
九州のぜんまいが旬の時期を迎えるのは3月~4月頃。関西、関東エリアは5月頃、北国エリアは6月が旬の時期となります。
他の山菜に比べて旬の時期がとても長いですね。
本州のほとんどの地域の旬の時期が5月頃になるため、ぜんまいの旬は「春」ということで間違いないですね。
ぜんまい生産量第一位は高知県!
ぜんまいは日本各地で生産されている山菜ですが、生産量第一位は高知県です。全国シェア6割以上となっています。
高知県の旬の時期も5月頃となるので、やはりぜんまいの旬は春と言われているのですね。
ちなみに、2位は新潟県、3位は山形県となっています。
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地域によって旬ってちがうものなの?
雪の多い北の地域は旬が遅い!
ぜんまいは湿気を好む植物で山中の沢沿いなどに生えていることが多いです。山奥の厳しい環境の中に自生する山菜なので、見つけるのも採るのも難しいとされているのです。
東北などの雪の多い地方の山中には5、6月まで雪が残っています。そのため雪解け水でできた沢沿いにぜんまいが生えているのです。
だから山形県などの北国では、ぜんまいの旬は遅れてくるのですね。
豊富な雪解け水によって育てられたぜんまいは、とても柔らかくて美味しいと言われています。
東北ではぜんまいは春というよりも、初夏の山菜というイメージが強いです。
ぜんまいって夏や秋や冬には食べられるものなの?
乾燥ぜんまいは夏や秋や冬も食べられる!
ぜんまいの旬の時期は春ですが、夏や秋や冬に食べることもできます。それは「乾燥ぜんまい」です。
農家で栽培されたぜんまいは、収穫後釜茹でされ、天日干しすることで「乾燥ぜんまい」となります。
この加工されたぜんまいは、乾燥することで味が凝縮され食感も良くなるのでとても人気があります。
生のぜんまいよりも乾燥ぜんまいのほうが美味しいという方もいるほどです。
乾燥ぜんまいは通販や一部のスーパーでも購入することができます。中国産のものが多いですが、最近は国産の乾燥ぜんまいも増えています。
通販では九州から東北の様々な地域で乾燥ぜんまいを購入することができるので、食べ比べてみるのも楽しいですね。
また、乾燥ぜんまいは自宅で作ることもできます。あく抜きしたぜんまいを、ざるなどに入れて天日干ししておくと乾燥ぜんまいになります。
きちんと保存していれば1年中食べることができてとても便利です。
水煮ぜんまいは夏や秋や冬でも食べられる!
乾燥ぜんまいだけでなく「水煮ぜんまい」も1年中食べることができます。
食感や風味は生ぜんまいや乾燥ぜんまいよりも落ちてしまいますが、水煮ぜんまいにも魅力があります。
スーパーで比較的リーズナブルな価格で販売されているので気軽に購入することができます。
また、あく抜きや、乾燥ぜんまいを戻す手間がないので、そのまま煮物や炊き込みご飯などの料理に使うことができます。
まとめ
今回は、ぜんまいの旬についてご紹介してきました。
ぜんまいは日本各地で育っている山菜なので旬の時期が長いです。九州は初春、本州は春、雪国は初夏が旬の時期です。
しかし、今は乾燥ぜんまいや水煮ぜんまいが出回っているので、1年中ぜんまいを味わうことができますね。
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