ルッコラは苦味と辛味、そしてごまの風味がするユニークな味のハーブです。
しかしこのルッコラにそっくりの味と香りを持つハーブがあります。セルバチコというハーブです。ルッコラよりも知名度は低いですが、ピリッと辛い大人の美味しいハーブです。
ここでは、そっくりのハーブであるルッコラとセルバチコの違いや見分け方をご紹介していきましょう。
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ルッコラとは?
ルッコラは、アブラナ科キバナスズシロ属の一年草です。一年草なので花が咲き終わったら枯れてしまいます。和名は「キバナスズシロ」です。
ごまの香り、辛味と苦味のあるハーブで、ピザやパスタなどのイタリア料理のアクセントとして使われることが多いです。
セルバチコとは?
セルバチコとは、アブラナ科のディプロタキス属の多年草です。
ルッコラと違い毎年花を咲かせます。和名は「ロボウガラシ」です。「ワイルドルッコラ」と呼ばれることもあるほどルッコラと似ているハーブです。
ルッコラと見た目、味、栄養価など多くの共通点があります。ルッコラ同様イタリア料理に使われます。
「セルバチカ」「セブヴァチカ」「セルヴァーチカ」などと呼ばれることもあります。
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ルッコラとセルバチコの違いを徹底検証!
見た目の違いは?
ルッコラとセルバチコの見た目の違いは葉っぱにあります。
ルッコラの葉っぱは丸みをおびていてふっくらです。一方セルバチコの葉っぱはギザギザして細いです。
よくミズナの葉っぱに似ていると言われます。
栄養価の違いは?
ルッコラとセルバチコは、どちらもミネラルやビタミンが豊富に含まれていることが共通しています。
さらに、苦味成分であり抗菌、抗がん作用がある「アリルイソチオシアネート」も含まれています。栄養価はほぼ同じハーブとされています。
味の違いは?
ルッコラもセルバチコも味の特徴は「ごまの風味・苦味・辛味」がすることです。だから区別がつきにくいのですね。しかし若干の違いはあります。
ルッコラの方が、ごまの風味も苦味も辛味もまろやかです。セルバチコのほうが味も香りも強いです。
イタリアではたっぷりのセルバチコをサラダにして食べますが、日本で使われる時は料理のアクセントが多いです。
花の色
ルッコラとセルバチコはどちらも小さな花を咲かせます。
ルッコラは和名を「キバナスズシロ」というのですが、実際に咲く花は「白、白に近いクリーム色」です。一方セルバチコの花は「黄色」です。
ルッコラとセルバチコ見分け方はこう!
料理の使われ方に注目!
ルッコラとセルバチコはどちらも「ごまの味」「辛味」「苦味」があります。
セルバチコの方が味が濃く、ルッコラのほうがマイルドなのですが、なかなか区別することは難しいです。
ルッコラとセルバチコを一緒に食べ比べればわかりますが、単体で食べて判断するのは難しいと思われます。
そこで、どんな料理にどれくらいの量入っているかで判断してみるのはいかがでしょうか。
セルバチコは味が強いので、サラダとして食べることはあまりありません。サラダなどの生の状態でモリモリ入っていたらマイルドな味のルッコラの可能性が高いです。
お肉などの付け合わせに少量盛り付けてある場合にはセルバチコの可能性が高いでしょう。
ピザなどのトッピングに使われている場合にも、ルッコラやたくさん、セルバチコは少なめに入っています。
このような量の違いも見分けるポイントになりますね。
自然の形の時には葉っぱと花に注目!
スーパーに売られている場合や自然に生えている場合には、葉っぱと花に注目しましょう。
全体的に丸みがありふっくらしている葉っぱなら、ルッコラ。細くてギザギザしている葉っぱはセルバチコです。この葉っぱの違いは素人でも容易に見分けられるでしょう。
さらに花が咲いた状態を見つけたら、色の違いで判断することができます。ルッコラは白、セルバチコは黄色の花と覚えてくださいね。
まとめ
ルッコラと似たハーブにセルバチコがあります。
ルッコラほど知名度が高くありませんが、ルッコラよりも味と風味が濃いことから、料理のアクセントとして人気があるハーブなのです。
多年草で育てやすいことから家庭菜園にも最適なハーブなんです。ルッコラとの違いは葉っぱや花にあります。
味は非常に似ていることから、使われる料理によって判断してみると良いでしょう。
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