ピーマンがたくさんあるから夜ご飯に使おうと思って出してみたら、変色していた…ということはありませんか?
実はピーマンはよく変色する野菜でもあるのです。茶色や黄色や赤色など様々な色に変色することがあります。
これはどうしてなのでしょうか。そして気になるのは食べても大丈夫かということです。
今回はピーマンの変色について考えてみたいと思います。
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ピーマンが茶色に変色してしまった!原因は?
食べても大丈夫なの?
冷蔵庫の奥から出てきたピーマンが茶色に変色してしまっている時はどうしたら良いのでしょうか。そして原因は何なのでしょうか。
ピーマンが茶色になっているのは、傷んでいることが原因だと考えられます。腐りはじめている状態ですね。
ピーマンや水分に弱いため、水滴がついた状態で保管していると痛みが早くなります。
茶色になっている場合は、色だけでなく感触と臭いもチェックしてみてください。
酸っぱい臭いがしたり、表面がシワシワになっていたりぶよぶよになっている場合には腐っています。食べずに処分しましょう。
さらにピーマンを切ってみて、中の種まで茶色に変色している場合も完全に腐っているので食べないようにしてくださいね。
ピーマンが黄色や赤色に変色してしまった!原因は?
長く保存していたピーマンが黄色や赤色に変色していることもあります。これは何が原因なのでしょうか。
実はこれは腐っているのではなく、ピーマンが完熟している状態なのです。熟していない緑色の野菜や果物が黄色や赤色に変わってくるのと同じ状態と言えます。緑色のトマトが赤くなるのと同じですね。
ピーマンは独得の苦味を味わうために、敢えて完熟する前に収穫する「未熟果」なのです。これは意外と知られていない事実ですね。完全に熟する前に収穫して食べる野菜なのです。
だから、ピーマンはそのまま置いておくと次第に色づいてきて、黄色や赤色になります。
緑のピーマンに「カプサンチン」という赤い色やオレンジ色の色素が増えてくることで、このような変色が起きています。
黄色や赤色になったピーマンは、実は栄養効果も甘みも増すのです。
βカロテンやビタミンCは2倍以上になるため健康効果や美容効果もアップします。さらに苦味が和らぐことで甘みが出てきて食べやすくなります。
緑色のピーマンが黄色や赤色に変色した場合は、もちろん食べることができます。
しかし、黄色や赤色に変色したピーマンは傷みやすくなります。しばらく置いておくと今度は茶色に変色してしまうので、早めに食べるようにしましょう。
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ピーマンの変色を防ぐためにはどうすればいいの?
ピーマンが黄色や赤色するのは良いですが、茶色の変色は危険信号です。腐りかけている化可能性があります。
このような変色を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか。
まずピーマンは水分により傷みが早くなります。保存する時は、徐温であっても冷蔵庫保存であっても、必ず水気を拭き取りましょう。
さらに1つずつ新聞紙などに包み、ビニール袋に入れて保存しましょう。
この時注意したいのが、ピーマンを1個ずつ包むことです。ピーマンはエチレンガスというガスを発しているのですが、これはピーマンを腐らせてしまいます。
一袋にたくさんのピーマンを入れておくと、ピーマンが出すエチレンガスにより他のピーマンが痛みやすくなってしまいます。個別に包むようにしてくださいね。
まとめ
冷蔵庫にずっと入れていた野菜が変色していることは多々あります。ピーマンが赤色や黄色に変色していることもあるので、驚いてしまいます。
でもこの変色は腐っているからではありません。緑色で未熟な状態なピーマンが熟してきているからなのです。
黄色や赤色に変色したピーマンを見つけたら、ぜひ食べてみてください。苦味がおさえられて美味しいピーマンになっているかもしれません。
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