孟秋の候という時候の挨拶があります。少し難しい漢字を使っている言葉ですね?
この言葉はどんな時期に使うのがいいのか?どういう意味があるのかを知るのはとても大事なと思います。
食べるものがどこで作られているのか?誰が作っているのかということを知った上で口に含むのが安全なのと同じように、言葉もその意味を理解して使う必要があります。
今回は孟秋の候の読み方、意味、使う時期、例文などをまとめてみました。
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孟秋の候について
読み方はこう読む
孟秋の候は『もうしゅうのこう』と読みます。
結構難しい読みですが読めましたでしょうか?
私の場合は孟という漢字は三国志が好きで『曹操孟徳』という人物を思い出すため難なく読めましたがあまり日本では使わない漢字だと思います。
候に関しては時候の挨拶は音読みが基本というルールさえ覚えておけば間違えないと思います。
意味は?
孟には『はじめ』という意味があります。
つまり孟秋の候は「秋のはじめの季節」という意味になります。
孟という漢字がこの時候の挨拶の肝ですが、私は意味はまるでわからないので調べました。あまり日本では馴染みの無い漢字ですので仕方がないのですが・・・。
使う時期は?
意味がわかれば使う時期はわかりやすいですよね?秋の初めっていうのがいつぐらいを差すのかがポイントです。
秋は3つに分けることが出できます。『初秋』『仲秋』『晩秋』ですね。その初秋にあたる時期が秋のはじめにふさわしいと思います。
初秋とは立秋~白露の前日までを指します。ただし立秋は8月7日というまだ気候的には夏真っ盛りなのであまり現代社会においてつかうのは正しくないと私は思います。(形式上使ってもよい)
私なら夏が終わったなと感じるお盆明けから孟秋の候を使うのが適していると思います。
孟秋の候はお盆明けから白露の前日まで使うのが適している時候の挨拶ということですね。
ちなみに白露がいつかわからない人の為に表にしておきます。
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孟秋の候を使った文例は?
手紙の書き出しのポイントは『頭語+時候の挨拶+安否を尋ねる言葉』です。
個人宛の場合
拝啓 孟秋の候、○○様にはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます
拝啓 孟秋の候、○○様におかれましてはますますご清祥のことと存じます。
団体・会社宛の場合
拝啓 孟秋の候、貴社にはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます
拝啓 孟秋の候、皆様におかれましてはますますのご繁昌のことと存じます
まとめ
- 孟秋の候はもうしゅうのこうと読みます
- 秋のはじめの季節となりましたという意味です
- 使う時期はお盆明けから白露の前日までが適しています
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