「英語で栗って何て言う?」
ほとんどの人が頭に思い浮かべた言葉は「マロン」ではないでしょうか?私もそう思いました。
しかし栗の英語って実はマロンではありません。この勘違いに私を含めて多くの方が気づいていないんですよね。
今回は栗って英語でなんて言うのかという説明と、ではそもそもマロンってどこから来たのか?という話をしたいと思います。
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栗は英語で何て言うの?
栗は英語で『chestnut』と言います。読み方は『チェスナット』言います。
この言葉を聞いて私は「あ~そういえばそんな読み方の植物あったな」と思い出しました。私がたまにプレイするPCゲームの『Banished』という箱庭ゲームがあるのですが、外国のゲームで日本語化をしないと全て英語なんです。
その中に『chestnut』っていう果物があったのを思い出しました。
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じゃあそもそもマロンって何語?どこから来ているの?
「栗といえばマロンと思ってしまうのですが、そのマロンってどこから来ているの?」
調べたところマロンが栗だと思われてしまった由来はフランスにあることを知りました。と言ってもフランス語で栗=マロンというわけではありません。
ちなみにフランス語では栗はchâtaignes(シャティ)と言います。
やはりマロンとは関係がないのでしょうか?調べてみたらマロン=栗になって説が2つあることに気が付きました。
マロン・ショーから来た説
フランスの冬の名物といえばマロン・ショーです。日本風に言えば焼き栗の屋台ですね。冬にパリに行ったことある人なら上図のような光景を見かけたことがあると思います。私はのだめカンタービレ巴里編の一幕で栗を食べているシーンで知っていました。
このマロン・ショーなんですが、基本的に栗を焼いて売っている屋台です。なので普通ならシャティ・ショーなのですが、パリの街には栗の木はほとんどありません。
しかし公園や街路樹にはマロニエの木が多く植えられているため、パリの風景の名物となっています。その為売り子がその名物に乗じて「マロン・ショー(マロニエの実を焼いて売っているよ)」と掛け声を発しました。ちなみに売っているのは栗の実ですが。
「栗の実」よりも「パリの名物のマロニエの実」という謳い文句の方がお客さんを呼び込みやすいということで気が付くと「焼き栗を売っている屋台=マロン・ショー」というのが定着して、栗=マロンという流れになったと言われています。
マロングラッセから来ている説
従来はパリのお菓子で使うマロングラッセというのはマロニエの実で作られていました。しかし近年では栗の実で作られるようになりました。
マロニエの実から栗の実に変わっても今まで通りマロングラッセと呼び続けている所から栗=マロンという認識が浸透していったという説があります。
まとめ
- 栗は英語で『chestnut(チェスナット)』と言う
- 栗はフランス語で『châtaignes(シャティ)』と言う
- 栗がマロンという認識が浸透したのはマロン・ショーやマロングラッセが原因
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