「清秋の候という時候の挨拶の正しい使い方が知りたい!」
今回はそういう人の為に、使う時期や読み方、どういう意味があるのかを記事にまとめてみました。
手紙やビジネスレターで書き出しを適当に添えるよりも、きちんと意味を知った上で使ったほうが万が一の時に恥を書きません。是非覚えておくと良いと思いますよ?
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清秋の候とは?
読み方は?
清秋の候は『せいしゅうのこう』と読みます。
簡単な音読みで読めますので、あまり間違えることはないと思います。候を「そうろう」と読む人が稀にいますが、時代劇のお侍さんではないので、時代錯誤しないように気をつけましょう。
意味は?
清秋の候は『清々しい秋の気配が感じられる季節になりました』という意味になります。
漢字の意味通りと言えばそうですが、秋の澄みきった空、暑くなく寒くなく丁度過ごしやすい気候の雰囲気が伝わる言葉だと思います。
使う時期は?
清秋の候は寒露(10/8)~立冬の前日(11/6)に使うのが適している時候の挨拶です。(2016年は)
気をつけるべきポイントは二十四節気である「寒露」「立冬」は毎年同じ日ではありません。毎年前後1日のズレがあります。2016年は10/8-11/6まで使いましょう。
「9月の時候の挨拶だと思った」「11月に使うと思った」と言う方もいると思いますので、下のリンクを参考に適した時候の挨拶を選んでみてください。
清秋の候が合わない季節感の時はどの時候の挨拶を使う?
雨ばかり降っていて全然清らかな秋のイメージではない年の場合、どのような言葉を使うのが適しているでしょうか?
確実なのは二十四節気の意味もある「寒露の候(10/8-10/22)」「霜降の候(10/23-11/6)」だと思います。
雨が多いということで「秋雨の候(10/1~10/15)」あたりを使うと雨の雰囲気がとても季節的にしっくり来るかもしれませんね。
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清秋の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しのポイントは「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
- 拝啓 清秋の候、○○様にはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます
- 謹啓 清秋の候、○○様におかれましてはますますのご繁昌のことと拝察いたしております
- 拝呈 清秋の候、皆様にはますますのご発展のことと謹んでお慶び申し上げます
- 謹呈 清秋の候、貴社におかれましてはなお一層のご活躍のことと存じます
まとめ
- 清秋の候は「せいしゅうのこう」と読みます
- 『清々しい秋の気配が感じられる季節になりました』という意味になります
- 使う時期は清秋の候は寒露(10/8)~立冬の前日(11/6)に使うのが適しています
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