紅葉の候という時候の挨拶があります。使う時期はいつが正しいでしょうか?
紅葉って葉が赤くなる季節のことを言いますので、さほど難しくなさそうなイメージありますよね?紅葉シーズンといえば11月頃ですのでその時期に使うのが正しい?
そう思ってしまうのも仕方がないのですが、実は全然違ったりします。
時候の挨拶で使える時期と現実の季節感ってズレていることのほうが多くて、どう使えばいいか迷ってしまいますよね?
今回は紅葉の候に関する疑問点をまとめてみました。
▶ 10月に使える時候の挨拶と上旬・中旬・下旬の使い分けは?
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紅葉の候とは?
読み方は?
紅葉の候は「こうようのこう」と読みます。
コレを聞いて「え?もみじって読むんじゃないの?」って思う方も多いと思いますが、もみじのこうと読んでも間違いではありません。
「紅葉」という単語の読み方が「コウヨウ」「もみじ」両方あります。基本的に時候の挨拶は音読みで読みますし、その後に続く候を「コウ」と読むので、音読みで統一した方がバランスが良いと思います。
意味は?
紅葉の候は「木々の葉が紅く色づき始める季節になりましたが」という意味になります。
「紅葉って葉っぱが真っ赤になることじゃないの?」
と私は思いましたが調べてみると紅葉とは晩秋に草木の葉が赤や黄色に色づくことを言うようです。
赤ではなく黄色くなりはじめる事も紅葉というんですね。知りませんでした。
使う時期はいつまで?
紅葉の候は10月8日~10月末まで使うのが正しい時候の挨拶です。
コレは間違いやすいと思います。私は京都に紅葉を見に行くことも多いのですが、11月中旬から12月上旬あたりを意識して毎年旅行に行きます。
なので紅葉のシーズンってそのぐらいを想像してしまうので、そのイメージで紅葉の候を使ってしまうと恥をかくということになります。
先ほどの意味を理解すると10月から使えるというのはわかると思いますが、「紅葉とは木々の葉が色づき始める」と言うことを覚えておくと良いでしょう。
「9月の時候の挨拶」「11月の時候の挨拶」だと思った方は下のリンクにまとめてありますので、是非参考にしてみてください。
10月の時候の挨拶は?
「まだ葉っぱが青々している」
正しい時期でも季節感がそぐわないと使うのに躊躇してしまう人も多いと思います。私もやはり季節感を大事にして時候の挨拶を使いたいと思う派です。
その時期の天気を意識して、『秋晴の候』や『秋雨の候』などはどうでしょうか?他にも秋ののどかで陽気な気候を意味している『秋麗の候』などもオススメですね。
▶ 10月に使える時候の挨拶と上旬・中旬・下旬の使い分けは?
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紅葉の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しのポイントは
『頭語+手紙を送る時期に適した時候の挨拶+相手の状況に合った安否を気遣う言葉』です。
- 拝啓 紅葉の候、○○様におかれましてはますますご繁栄のことと拝察いたしております
- 謹呈 紅葉の候、○○様にはその後お健やかにお暮らしのことと存じます
- 拝啓 紅葉の候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます
- 謹啓 紅葉の候、皆様には一段とご繁盛のことと存じます
まとめ
- 紅葉の候は「こうようのこう」または「もみじのこう」と読みます
- 「木々の葉が紅く色づき始める季節になりました」という意味になります
- 使う時期は10月8日~10月末まで使いましょう
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