「晩秋の候という時候の挨拶はいつ使うのが適切?」
時候の挨拶は使う時期が決められているのですが、意外と現代の季節とズレていたりして間違って使ってしまうことが多いです。
最近では「今の季節感に合っていれば、使う時期は気にしない」という人も増えてきていますが、やはり正しく使いたいと思う人も多いのが現状だと思います。
今回は晩秋の候の正しい使う時期、どういう意味なのかを中心に記事にしていきたいと思います。
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晩秋の候
読み方
晩秋の候は『ばんしゅうのこう』と読みます。
これはあまり間違った読み方をする人はいないと思います。基本的に時候の挨拶は音読みで読めば失敗をしないということだけ頭に入れておけば大丈夫ですね。
意味
晩秋の候は『秋の終わりの季節になりました』という意味になります。
秋は3つに分けることができます。(初秋・仲秋・晩秋)その中の終わりの秋という意味で冬の足音が聞こえてきそうな季節のことを指します。
使う時期はいつ?
晩秋の候は寒露(10/7)から立冬の前日(11/6)まで使える時候の挨拶です。
時候の挨拶は二十四節気に沿って使うことが多いです。なので晩秋は上記のような時期に使うのが適していますが、実は現代における晩秋とは『秋の終わり頃。11月から12月初め頃に該当する。』とwikipediaにも載っていたりします。
なので基本的には二十四節気にならって使うのが正しいですが、12月上旬まで使っても大きく間違ってはいないとは思います。
二十四節気的には秋は立冬までですが、時候の挨拶で「秋」がつく霜秋の候などは11月いっぱいまで使ったりします。
11月に使える時候の挨拶は?
11月に使おうと思ってこの記事を読んでいる方もいると思います。晩秋の候を11月に使っても大きくは間違ってはいませんが、少し使うには違和感を感じてしまう人も多いと思います。ならば11月はどのような時候の挨拶を使えばいいでしょうか?
二十四節気に合わせてある時候の挨拶である「立冬の候」(11/7-11/21)「小雪の候」(11/22-12/6)が真っ先に思い浮かびます。無難な時候の挨拶として考えているならオススメですね。
11月を広い範囲で補える時候の挨拶でよく使われている言葉といえば「向寒の候」(11/7-12-6)でしょうか?かなり広い期間で使えるし、寒くなってきているという意味合いもあり季節感もぴったし合うのではないでしょうか?
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晩秋の候を使った簡単な文例
- 拝啓 晩秋の候、○○様にはますますのご活躍のことと拝察いたしております
- 謹啓 晩秋の候 貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます
- 拝呈 晩秋の候 皆様にはますますのご清祥のことと存じます
まとめ
- 晩秋の候はばんしゅうのこうと読みます
- 秋の終わりの季節になりましたという意味です
- 使う時期は10/7-11/6になります
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