「向寒の候って一体いつ使う時候の挨拶?」
私は手紙を書く時に最初に躓いてしまうのが時候の挨拶の選び方だったりします。どの言葉を使えばいいかな?と思いつつも適した時期や適した気候を意識すると意外と悩んでしまうものです。
まあ読んでいる人はあまり時候の挨拶を意識して読んではいないので気にしなくてもよいのかもしれませんが、そういう細かいところに気配りができる大人になりたいものです。
今回は向寒の候の使う時期、意味、読み方、簡単な文例について紹介していきます。
向寒の候とは
読み方は?
向寒の候はこうかんのこうと読みます。
向寒という言葉自体はあまり使われない言葉ですが、どちらも簡単な音読みで読めます。「方向」などを考えれば向が「コウ」と読むのは思いつきます。
候に関しても普通に音読みで読みましょう。変に難しく読もうとすると失敗してしまうのが時候の挨拶の読み方です。
意味は?
向寒の候は「日増しに寒くなってくる季節になりました」と言う意味になります。
漢字をそのまま考えても思いつくのではないでしょうか?「寒い方に向かうから向寒」と考えれば後は少しアレンジすれば「日増しに寒くなってくる」と思いつきますよね。
候は「○○の季節になりました」という意味になります。時候の挨拶は「○○の候」とつくものがほとんどですので覚えておきましょう。
使う時期は?
向寒の候は立冬(11/7)から大雪の前日(12/6)まで使うのが適している時候の挨拶です。
冬は3つに分けることができ、向寒の候は初冬に使うのが正しい時候の挨拶です。寒くなってきたなと感じるのは11月に入ってからですので、今の気候とも合う時候の挨拶ではないでしょうか?
他にも11月に使える時候の挨拶は多々あります。他の言葉をお探しなら下のリンクを参考にしていただけると幸いです。
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向寒の候を使った簡単な文例
- 拝啓 向寒の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます
- 拝啓 向寒の候、皆様にはなお一層のご活躍のことと存じます
- 謹啓 向寒の候、貴社におかれましてはますますご清栄のことと拝察いたしております
▶ 手紙の書き方
まとめ
- 向寒の候はこうかんのこうと読みます
- 日増しに寒くなってくる季節になりましたという意味になります
- 使う時期は11/7-12/6が適しています
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