春になって暖かくなって山菜採りに出かける。
アウトドアがだんだんしやすい季節ということで楽しくて美味しいのが山菜採りなのですが、注意することが一つだけあります。
間違って似た植物を取ってきてしまい食すと食中毒を引き起こすおそれがあることですね。
似た植物って結構多くて山菜採りの初心者だと結構間違ってしまう事も多いです。気がつかないで食べてその植物が毒性があった場合・・・最悪の場合死に至る危険性もあります。
そうならないためにも取る予定の山菜と似たような植物は欠かさずにチェックしましょう。
今回はタラの芽について似たような植物があるのか?それを食べたら危険なのかなどをまとめてみたいと思います。
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タラの芽とは
タラの芽とはタラノキの新芽の事を指します。別名でタランボとも呼びます。
タラの芽は主に天ぷらとして調理されることが多いですね。ちなみに「山菜の王様」と呼ばれるほど美味しい山菜だったりします。
タラの芽に似ている代表的な植物はコシアブラ
タラの芽だと思って採って来たはいいけれど実は違っていたという代表的な植物はコシアブラになります。
しかしコシアブラは食べても毒はなく、むしろ食べると美味しかったりします。主な調理法は天ぷらやおひたしなどにすることが多いようです。
苦味が強く子どもはあまり好きになれない味かもしれませんが、大人からすればビールのおつまみにあの苦味は最高だったりします。
山菜としても美味しく食べられるコシアブラは通称「山菜の女王」と呼ばれているそうです。
タラの芽とコシアブラの見分け方は?
食べても害はないですが、やっぱり自分が採ってきた山菜はしっかり種類を理解したいものです。一番簡単な違いは何でしょうか?
答えは、タラノキには枝に棘があって、コシアブラは棘がない事です。
タラノキって結構棘が鋭くて素手で握ったりすると怪我をしてしまう恐れがあります。そのぐらい棘があるので棘のあるなしで簡単に判断出来るようです。
棘がないタラの芽もあるってホント?
実は棘がないタラの芽もあるようです。棘があるタラの芽を「オダラ」といい棘のないタラの芽を「メダラ」と言うようです。
主に山菜採りで生えているタラの芽は「オダラ」がほとんどで、棘がない「メダラ」は品種改良や突然変異などで生えているようです。
ただ山菜採りで出くわすタラの芽のほとんどはオダラだと思うのであまり心配することはないと思います。
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タラの芽に似ているうるしには注意!
コシアブラは食べても害はないというか普通に美味しい山菜ですが、うるしには注意しましょう。
うるしはふれると漆かぶれといって一種のアレルギーを引き起こします。すぐにその症状は出ずに2,3日経ってから急に痒くなったりします。
原因はウルシオールという成分がアレルギーを引き起こすのですが、症状は人によって差異がありうるしの側を通っただけでもかぶれる人もいれば、葉に触ってもかぶらない人がいるようです。
一番の予防法はうるしに触れない事なのですが、山菜採りの最中だとうっかり触れてしまうこともありますよね。素手ではなく軍手などで山菜採りにいくことである程度の予防は出来るようです。
タラの芽とうるしの見分け方は?
「山菜採りに行って漆かぶれでひどい目に遭いたくない!どうすればいいの?」
タラの芽とうるしの大きな違いは枝の棘のあるなしです。棘があればうるしではないので触っても大丈夫です。
この場合コシアブラを見逃してしまう可能性がありますが山菜採りの初心者はタラの芽に集中した方が被害がないと思います。
棘があってタラの芽に似ている植物はあるの?
「棘のあるなしだけで見分けても本当に間違えないの?」
あくまでうるしとは間違えないだけで、タラの芽に似ていて棘がある植物はあります。ハリギリという植物はタラの芽と間違えて採ってきてしまう人は多いようです。
このハリギリですが、タラの芽と同じウコギ科で食べられるので大丈夫だそうです。タラの芽などよりも苦味やえぐみなどがあって味が劣る山菜と呼ばれていますが、しっかりと灰汁抜きをすることで美味しく食せるようです。
タラの芽とハリギリの見分け方は棘の大きさで判断出来るようです。タラの芽よりも何か棘が大きいなと感じたらそれはハリギリの可能性が高いですね。
まとめ
山菜採りはとても楽しいですが、きちんとした知識がないと毒草を食べてしまう恐れがあるので注意しましょう。
タラの芽を採取しに行く場合はまず枝に棘があることをよく観察することが重要です。
疑わしきは取らずの精神が山菜採りの肝なので、「この植物なにかわからない・・・」というものは採らず触れずの精神で楽しみましょう。
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