ポパイにでてくるようなほうれん草の缶詰って売っているの？

昔、ほうれん草を食べてパワーアップするポパイというアニメがあり、その時主人公のポパイが食べていたのは生のほうれん草ではなく、缶詰に入ったほうれん草でした。

しかし日本ではほうれん草の缶詰って殆ど見かけません。ポパイのアニメの源流であるアメリカでは缶詰が主流なのでしょうか？

今回はそんなほうれん草の缶詰について色々調べてみました。

何でほうれん草を生ではなくて水煮缶として売られていたのか、その理由は流通によるところがあったそうです。

アメリカはとても土地が広いです。そのため生のほうれん草は腐ったり、鮮度が落ちてしまうので生では流通できない野菜でした。

何とかしてほうれん草を色々な地域に流通させたいと思い考えついたのがほうれん草の水煮缶だったそうです。

時代は進み、輸送方法が進歩してきました。今ではアメリカでもほうれん草を生で流通することが可能になっています。

その進歩により、だんだんとほうれんそうの水煮缶は出荷数を減らしているようです。生で売られている方が色々な調理法ができるので需要が高いからだと思います。

ほうれん草の水煮缶を日本人で食べた人は少ないと思いますが、現地の知人の方は食べたことがあるそうです。

中身ですが、味付けもしていなくて煮過ぎたほうれん草が入っているようでそのまま食べたらとても美味しくないそうです。

缶詰特有の嫌な匂いも残っていた多分子供が食べたらほうれん草が嫌いになるのでは？という味みたいです。

お味噌汁に入れたり、卵焼きの中に入れたりするなら多分食べられるかなとは思いますが、ほうれん草の胡麻和えとかおひたしにしようとすると多分美味しくないと私は思いました。

ほうれん草は確かに栄養があり体に良いとは思いますが「何でほうれん草なんだろう？」と誰しもが疑問に思う問題だと思います。

アメリカのアニメなのですから、ステーキとかを食べてパワーアップするならわかるのですが、何でほうれん草なんだろう？と不思議に思ってしまいますよね？

答えはポパイのスポンサーが「ベジタリアン協会」ということだったそうです。

「ほうれん草を食べてポパイが敵を倒す→ほうれん草の水煮缶って凄い食べ物なんだ！」という価値観を視聴者に植え付けてほうれん草の販売促進を狙っていたらしいです。

今日本でそういう感じでアニメやドラマを放送するとステルスマーケティング（ステマ）だと言われて凄い悪影響があると思いますが、当時のアメリカでは平気だったようですね。

ほうれん草の缶詰の話どうでしたでしょうか？

日本ではあまりお目にかかれない代物で、最近ではアメリカでも少なくなってしまった商品だと思います。

アメリカ人の子供はポパイの真似をしたくてほうれん草の水煮缶を母親にねだってポパイの真似をしてそのまま食べたら・・・トラウマになりそうだなと思いました。