暖かな春には数多くの味覚があり、この時期にしか味わう事が出来ない魅力が溢れています。その中には香りが非常的なよもぎもあり、団子の材料としても重宝されていますよね。
そんなよもぎにもあくがあり、強い苦みの原因ともなってしまいます。
そんなよもぎのあく抜きを重曹で行う方法や重曹がない場合の下処理方法をご紹介します。
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なぜよもぎはあく抜きをする必要はあるのか?
よもぎは自然に生えている野草となっている事で強い苦みがあります。
この苦みがよもぎの魅力ともなっているのですが、あく抜きを行わないと苦みが強過ぎてなかなか食べられないことが多いのです。
さらによもぎはキク科の植物となっています。
このキク科の植物には微量の有毒成分が含まれているのです。
この有毒成分は余程大量に摂取しない限り、健康面に対して大きな被害になる事はないのですが、肝機能にたいして影響を与えてしまう成分となっています。
そんな健康面への配慮の意味合いもあり、あく抜きが行われます。
よもぎのあく抜きは基本的には重曹で!
よもぎのあく抜きは一般的に重曹で行われます。そんな重曹でのあく抜きの方法を記載します。
水2リットルに対して重曹は小さじ2杯。摘んだよもぎにはごみや土が付着しているので流水でしっかり洗う。
お湯が沸騰したら重曹を入れ1分程湯がく。(よもぎの苦みが苦手な方は少し長めに湯がく事で苦みを抑える事が出来る)
湯切り後にしっかりと流水に晒す(流水に晒すことでよもぎの鮮やかな色合いが活かされます)
流水に晒したら水気をしかりと拭き取りあく抜き終了。
※湯がきを長くすると苦みを抑える効果はありますが、よもぎ本来の風味や食感が損なわれてしまいます)
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重曹がない場合のあく抜きの方法はあるの?
よもぎのあく抜きは重曹で行う事が多いのですが、重曹が常備されていない家庭も多くいらっしゃいますよね。
そんな時は重曹の代わりに塩を使用する事でもあく抜きは行えちゃいます。
水2リットルに対して塩を3分の2用意します。よもぎをしっかりと洗った後、沸騰したお湯に塩を入れ1分程湯がきます。
湯切り後に流水に晒し、水気を拭き取ると塩でのあく抜き完了です。
重曹同様、湯がき時間が長くなればなる程、苦みも緩和されてきますが風味や食感が損なわれてしまいます。
よもぎを天ぷらにする時もあく抜きは必要なのか
よもぎを団子の材料やおひたしで食べる機会が多いと思われますが、天ぷらも美味しく食べれる方法です。
そんな天ぷらにする時もあく抜きは必要なの?って感じてしまいますよね。
天ぷらにする場合にはあく抜きを行う必要はありません。
高温によって有毒成分が緩和されることであく抜きは必要ありませんが、苦みが苦手な場合にはあく抜きを行ってからでも大丈夫です。
ただあく抜きをしていないよもぎの方がよりよもぎの香りや食感を楽しむ事が出来ます。
あとがき
よもぎはよもぎ団子等でも食される野草となっている事で、子供からも人気が高い野草の一つです。
重曹でのあく抜きは勿論、塩でのあく抜きも行えるため、より美味しくより健康的に食べる事が出来るようにあく抜きはしっかりと行う事が大切ですね。
ただ天ぷらにする場合にはより香りを楽しめるようあく抜きを行わない方法がオススメとなっています。
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