シャキシャキとした食感がクセになってしまうたけのこ。天ぷらや煮物、たけのこご飯として人気の山菜ですね。
そんなたけのこには独特の苦みを感じる事がありますが、たけのこはアクが強い山菜ともなっているのです。
そんなたけのこを惜しく食べる為に苦味の原因となってしまうアク抜きについてご紹介します。
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たけのこのあくの成分は?
たけのこを食べると感じる独特の苦味。これはたけのこのアクが原因となっています。
しかもこのアクにはタキシフィリンという青酸配糖体の植物毒が含まれているのです。
特に生のたけのこにはこのタキシフィリンがたくさん含まれており、舌がピリピリとしたり腹痛の原因ともなってしまいます。
しかしたけのこのアクは有毒成分だけとは限らないのです。
たけのこに白い粉のような成分が付着しているのを見かけた事がある方も多いハズです。この白い粉はチロシンと呼ばれる成分で脳の働きを正常に保つ効果があるのです。
さらにストレスの緩和に繋がる事でうつ病予防や白髪の予防といった効果が期待出来る成分としても知られています。
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たけのこのあく抜きの仕方は色々ある!
米ぬかを使う方法
たけのこのアク抜きに米ぬかが使用される方法もあるのです。
これはたけのこのアクの素となるシュウ酸と米ぬかに含まれているカルシウムが結合する事でアク抜き効果となります。
さらに米ぬかを使用する事でより柔らかさと旨味を引き出す効果もあるのです。
鍋に水とたけのこ、米ぬかを入れて1時間程蒸し煮にする事でアク抜きとなります。米ぬかを使用するため、吹きこぼれてしまうと後処理が大変となるので注意が必要です。
重曹を使う方法
重曹でのアク抜きはたけのこに限らずアクが強い食材でお馴染みとも言えます。重曹は弱アルカリ性となっている事でたけのこの強いアクさえも緩和してくれます。
水1リットルに対して重曹は小さじ1。
沸騰したらたけのこを入れ、弱火で1時間程煮込む事でアク抜きとなります。茹で上がっても流水で冷まさず、自然に冷ます事でよりアクが抜けていきます。
生米と米のとぎ汁を使う方法
たけのこは米のとぎ汁は勿論、生米でもアク抜きが出来ちゃいます。
米のとぎ汁でのアク抜きはたけのこが浸る程の量のとぎ汁で1時間程茹でる事でアク抜きが行えます。
生米でのアク抜きはたけのこが浸るほどの水とたけのこ1本に対して生米を大さじ2杯程入れた鍋で1時間程茹でる事でアク抜きが行えちゃいます。
圧力鍋を使う方法
たけのこのアク抜きで圧力鍋を使用する方もいらっしゃいます。
圧力鍋使用ではたけのこが浸るくらいの水と生米や米ぬかを入れて、蒸気が発生してから10分程でアク抜きが出来ます。
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実はたけのこのアク抜きは大根おろしでも行えちゃうのです。
この方法はある日本料理人が考案した方法となっており、長時間煮込む事が無い事で、食感と風味を活かせる方法となっています。
たけのこ1歩に対して大根は三分の一。大根をおろしにしたら同量の水で希釈する。
そして塩を小さじ1杯入れ、たけのこを浸すだけで1時間~2時間程でアク抜きが行えちゃうのです。
あとがき
アクが強いたけのこはアク抜きが不可欠となってしまいます。
そんなアクヌキには重曹は勿論、米ぬかや生米、さらには大根おろしと多彩な方法で行えちゃうのです。
生のたけのこを手に入れたらさまざまな方法でアク抜きにチャレンジしてみてください。
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