夏休みになると子供たちが朝顔の観察日記を毎日欠かさず行いますよね。そんな朝顔にも多くの種類がある事をご存知でしょうか。
朝顔の種類についてご紹介致します。
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日本アサガオとは?
日本アサガオはヒルガオ科サツマイモ属の一年草となっています。
日本では古くから観賞用として重宝されていますが、日本アサガオも夏の時期の植物として高い人気を誇っています。
日本アサガオが日本へ伝えられた経緯は未だに解明されておらず、遣唐使が日本に持ち帰ったという説や、平安時代であるといった説もありますが、解明はされていません。
日本アサガオは観賞用として日本を代表する植物となっていますが、日本へ伝えられた時には青い花のアサガオだけとなっており当時は観賞用ではなく薬剤として使用されていたのです。
観賞用として品種改良されたのは江戸時代頃とされています。
そんな日本アサガオにもあらゆる種類がありますが、大きく分けて「大輪朝顔」と「変化朝顔」となっています。
大輪朝顔
朝顔の中でも大きい花びらが特徴的となっています。そんな変化朝顔にはさまざまな種類があります。
団十郎…江戸時代の人気歌舞伎役者2代目市川團十郎が羽織っていた衣装の色が団十郎茶として広まり、色合いが似ている事で団十郎と名づけられました。葉に斑点が無く花は中心部が白、濃い茶色の花びらの「色合いが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
平安の香:白い大きな花で中心部が紫色になる朝顔です。
暁の海:朝顔の中でも特に大きい花びらの朝顔です。花の大きさが直径20㎝になる事もあり、競技用として重宝されています。紺色や紫色といった色合いがあります。
黒王:名前の通り黒っぽい花が特徴的な朝顔です。
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変化朝顔
真苗の通りさまざまな形の花を咲かせる朝顔です。しかも希少価値も高く、高価な種類も数多くあります。
ききょう咲き:桔梗に似た花を咲かせる朝顔です。赤や紫、白といった色合いがあり、花びらに熱さがある事で夕方まで咲く事があります。
采咲き:細かい花をいくつも咲かせる朝顔です。
松島の清風:花の形は一般的な朝顔と同じですが、花や葉が2色のツートンカラーとなった珍しい朝顔です。
西洋アサガオとは?
西洋アサガオは日本アサガオよりも1か月遅く開花します。
ヘブンリーブルー:西洋アサガオの中でも特に有名な朝顔です。鮮やかな青い花が魅力的です。
フライングソーサー:絞りの入った柄が特徴的で日本でも人気の高い朝顔です。
それ以外のアサガオの種類は?
アーリーコール
日本アサガオと西洋アサガオの交配によって誕生した朝顔です。
花色がとても豊かで、ピンク、桃、白、紫色、紅、青といった色合いがあります。寒い時期にも耐性がある朝顔で、寒冷地でも栽培されています。
ツルの伸びも良い面が垣根や日よけとして重宝されています。
昼顔
ヒルガオ科ヒルガオ属の多年草で、午前に開花し、夕方には萎んでしまいます。薄ピンクの花で、地下茎を広範囲に張る事で雑草として扱われる事が多い植物です。
夕顔
ウリ科ユウガオ属の一年草で、夕方から開花し、翌日の午前中に萎みます。大きな果実を実生し、みそ汁といった調理法で食されています。
乾燥させた物が干瓢としてお寿司に欠かせない食材ともなっています。
あとがき
朝顔にも日本アサガオや西洋アサガオがあり、異なる魅力を秘めています。さまざまな色合いの花がある事で観賞用としても重宝されています。
夏の時期になったら、あらゆる種類の朝顔を育て、その美しさを楽しまれてみては如何でしょうか。
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