図書館開設記念日は4月2日らしいです

書籍館の画像

出典:http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=146

 4月2日は図書館開設記念日らしいですが、私たちにはあまり馴染みがない記念日だと思います。そもそもどこの図書館が開設したのだろうか?とかなんでたかだか図書館が開設しただけで記念日になったのだ?とか疑問を抱いてしまいました。なのでどういうことか調べてみました。

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図書館開設記念日とはどこの図書館のことを指しているのか?

 日本で最初の官立公共図書館「書籍館」が東京・湯島に設立された日が旧暦4月2日だったことから記念日になっているとのことなのですが、「書籍館」と言っても私たちには馴染みのない言葉ですがこれは現代用語でいうところの「図書館」という意味です。それが1872年の4月2日に開設されたようです。

この記念日に対する疑問

 まず1点。旧暦の4月2日というのは今の新暦5月8日なのですがそれだったら記念日って5月8日になるのではないかという疑問点があります。

 次にもう1点。この初めて開設された湯島の書籍館というのを調べてみたら1872年8月に開館したと記されている文献があります。あれ?4月2日じゃないのかしらという疑問を残してしまいました。

開館と開設という言葉の違いなのか?どちらかが間違えているのか?

 ネット上で調べてみましたが結局のところ正しいのがどちらかはわかりませんでした。開設は作られたという意味で、実際に人が入って図書館として機能したのが8月という意味なのかもしれませんね。

その後東京・湯島の東京図書館は場所を変え名前を変え・・・

 1897年に設立された帝国図書館に移され、その後名前を上野国立図書館に名前を変え今の国立国会図書館と統合して日本で唯一の国立の図書館となりました。東京・湯島の書籍館は最終的には国立国会図書館になったといっていいと思います。

ちなみに国立国会図書館は普通の図書館とは少々違います

 図書館といえば、本を借りて読み終わったら返すというシステムだと思うのですが、国立国会図書館は貸出は全く行っていません。大きな図書館に本を借りに行きたいからといって遠路はるばる借りに来る人は気をつけたほうがいいですね。ただ出版された本のほとんどがこの図書館に蔵書として残っているはずなので、本が見つからなくて困っている方は是非行ってみてはいかがでしょうか?

この記事のまとめ

・図書館開設記念日は4月2日
・東京・湯島の書籍館が開設された日を記念日としている
・この書籍館は今で言う国立国会図書館の前身

 

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