日本橋開通記念日ってご存じですか?ッて言われても「その単語そのまんまの意味でしょ?」お思いですよね?西暦何年かの4月3日の日本橋が開通したんでしょ?と思われてしまうと思いますが実はそういう記念日ではありません。屁理屈になってしまいそうですがどういうことか説明します。
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まずは日本橋開通記念日ってどういうことか説明します
1911年(明治44年)4月3日に日本橋が木橋から石橋に建て替えられた日ということで日本橋開通記念日になったとされています。この時点で気づいた方は鋭いですね。そうです。この日は日本橋が開通した日ではなくて木橋から石橋になった日ということで記念日になっているんです。
いつ造られた橋なのか?
1603年徳川家康によってつくられた橋だったんです。この時は先程も述べたように木橋だったんですが江戸時代でこの橋は何度も何度も火事で焼失しています。今では木橋って珍しいしそもそも橋が燃えて焼失するというのが想像しにくいのは仕方がありません。今の橋ほとんどが石橋ですからね。
何度も何度も燃えては作りなおす日本橋。なんでそんなに作りなおすのかというと日本橋は当時は流通の中心だったのです。(当時の運送状況は船がメインでは川沿いが栄えていた)日本橋がなくては商売あがったりというか江戸がやってらない状況だったため燃えるたびに何度も何度も造り直していたみたいです。
今の日本橋は上に首都高があるために景観がよろしくない
そんな歴史が詰まった日本橋ですが、今では当時の景観を完全に損なってしまっている状況なのをご存知でしょうか?一番最初にあった画像を見ていただければわかると思うんですが、日本橋って上にちょうど首都高が重なっているんですよね。橋としては歴史あるとても趣きがある橋なのですが、残念ながら首都高のせいで台無しになってしまっています。首都高は東京オリンピックの時に作られていてそれ以降ずーっと景観の悪い感じになった日本橋になってしまっています。
この景観を取り戻そう!という運動が起こり始めます
という「日本橋川に空を取り戻す会(日本橋みち会議)」というのがあって、首都高をうまく移設させて日本橋の景観が良かった時代に戻そうとする会があるそうです。しかしまあ・・・首都高をずらすのにかかる費用が5000億とも言われているのでそれが通ることもなく今でも首都高に空が隠れている日本橋が現存しているというわけですね。
日本橋開設記念日のまとめ
・開設したというよりも木橋から石橋になった記念日
・東京オリンピックの時につくられた首都高のせいで景観は今では見る影もない
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