夏の暑い時期は水分を沢山とっても汗は出るし、喉も乾いてしまいます。
でも冷たく体の中から冷やしてくれるかき氷を食べると暑さも吹き飛び爽快感を得る事が出来ますよね。
そんなかき氷が「和菓子なのか?洋菓子なのか?」なんて思った方は多くいらしゃいますよね。
かき氷は和菓子なのか?それとも洋菓子なのか?ルーツを探ってみる事にしましょう。
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かき氷の歴史とは?
夏の定番とも言えるかき氷ですが、いつの頃から食べられていたのか気になってしまいますよね。
史実によるとかき氷は平安時代には既に食されていた事が記されているのです。
かの有名な清少納言が綴った枕草子には「金属製の器に氷を刃物で削った削り氷に蔓草の一種である甘葛をかけた」と記載されています。
現在のようにかき氷機がない時代ですから、小刀で削ったり冷蔵庫が根本的に無い事で、かき氷は限られた権力者や上流階級の人しか口にできない高級品として食されていたようです。
現在のようなかき氷のスタイルは1883年に東京製氷株式会社が設立され、人工的に製氷が作られた事で、広く親しまれるようになったのです。
昭和初期に氷削機が普及した事で、一般家庭でも広まっていました。
現在のようにシロップのバリエーションがあるワケではなく、砂糖を掛けた「雪」や砂糖蜜の「みぞれ」、餡子の「金時」が定番スタイルとなっていたのです。
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かき氷は日本発祥?でも海外でもあるよね?
日本では平安時代に食べられていた事で「日本発祥」と感じてしまいますよね。
でも旅行やビジネスで外国を訪れた経験がある方にとっては海外でも日本と同じようなかき氷を観かけた方も多くいらっしゃると思われます。
まず韓国では韓国:ハッピンス、フィリピではハロハロ、フランスではフラッペ、アメリカではシェイブドアイスと世界中でかき氷のようなスイーツが食べられています。
氷が身近となっている事で、世界中でかき氷が食されているようです。
かき氷って結局和菓子なの?洋菓子なの?
日本だけでなく、世界中で親しまれているかき氷ですが、和菓子なのか?洋菓子なのか?気になってしまいます。
日本で食べられているかき氷は日本発祥の氷菓子となっている事で、和菓子の分類に入ると思われます。
その国や地域による独自の食文化の中で誕生したかき氷は数多くあり、日本で食されているかき氷は和菓子、海外のかき氷は洋菓子で良いと思われます。
日本で海外のかき氷が最近ブームに?
日本のかき氷も魅力的ですが、海外のかき氷も近年人気を博しています。中でも台湾のフワフワとしたかき氷が空前おブームともなっています。
かき氷と言えば粗目に削られた氷が特徴的ですが、台湾のかき氷はまるで雪の結晶のような粗さとなっています。
その為、口に入れた瞬間にスゥーと溶けていきます。
くちどけの素晴らしさが瞬く間に人気となり、日本でも多くのお店が出店されています。連日、行列が出来ており、冬場でも人気が衰えません。
あとがき
平安時代には高貴な階級の人しか食べる事が出来なかったかき氷。
現在では夏の冷菓の定番として食されていますが、世界中でかき氷は親しまれる存在となっています。
日本のかき氷は勿論、世界中のかき氷を味わい、美味しさの違いを比べてみても面白いかも知れませんね。
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