「夏祭りの金魚すくいで手に入れた金魚はすぐ死んでしまう」
と、よく言われますが事実なのでしょうか?子供と一緒に夏祭りに行って手に入れた金魚がすぐに死んでしまったら子供はとてもガッカリするに違いありません。
金魚すくいで手に入れた金魚が死んでしまうと言われる理由、そして長生きさせる飼育方法などを調べてみました。
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金魚すくいで手に入れた金魚が早く死んでしまう理由は?
白点病という病気にかかっているのが原因です。
金魚すくいで手に入れた金魚は結構な確率で白点病という病に侵されています。白点病にかかった金魚は尾ビレあたりに白い点のような模様があらわれます。
症状が進行してくると食欲がなくなり衰弱死やエラの部分まで白点虫に侵されると呼吸困難で死んでしまいます。
主に、金魚すくいの金魚が早く死んでしまう理由は白点病にあるわけです。
飼っている金魚と同じ水槽に入れない
白点病に罹っている金魚と元気な金魚を同じ水槽の中で飼育すると、元気な金魚まで白点病に罹ってしまい、金魚が全滅してしまう恐れがあります。
金魚すくいで手に入れた金魚は暫くの間(2週間~1ヶ月)バケツや小さな水槽で隔離する必要があります。
その際、金魚すくいで手に入れた金魚を観察して金魚の体に白点などがついていないかどうか見極めましょう。
白点がなく病気でないと判断した場合も、同じ水槽に入れる時に念のため水槽内に鷹の爪を入れると白点病の予防になったりします。
金魚すくいで手に入れた金魚のみ飼育する場合はこのようなことをする必要はありません。しかしすでに白点病に罹っているという前提で治療をする必要があります。
金魚すくいで手に入れた金魚を飼育するコツは?
水槽を容易してカルキ抜きした水を入れる
水道水には塩素が入っていますので、そのまま金魚を泳がすと金魚が弱ってしまいます。カルキ抜きという行為をする必要があります。
カルキ抜きをする方法は水を日光にあてればいいだけです。ちなみに日陰でもカルキ抜きはできるのですが、時間がかかるため、出来る限り日光に当てましょう。
日光なら半日程度、日陰なら1日程度放置しておけば、カルキ抜きはできます。
金魚すくいで手に入れた金魚を薬浴させる
一番確実な方法は薬浴させることです。
薬浴には市販されているグリーンFリキッドという薬品を使います。使い方としては水6-7リットルに対し製品5ミリリットルを入れるだけです。
水槽の容量で薬品の量は計算してください。入れすぎは逆効果なので適量を意識しましょう。
薬品を買わなくても塩でも白点病を治療できる
「300円の金魚すくいで手に入れた金魚に1000円近い薬を使うのは抵抗がある」
という気持ちもわかります。その場合薬を買わないでも白点病を治療する方法はありますが、効果が出ないことも多いため、治療が遅れてしまいそのせいで金魚が弱って死んでしまう可能性があることを理解した上で試してみてください。
水に対し0.5%の塩を入れることで塩浴といって白点病を治療することができます。金魚すくいの金魚に高い薬を使うのに躊躇してしまう方は塩浴を試してみましょう。
塩浴の際に水槽の中に鷹の爪を入れると水の中にいる白点虫を死滅させることができます。
ちなみに白点虫は25℃以上だと増殖しないと言われているので水槽の水温はできるだけ25℃~30℃にしておくと良いらしいです。
ただ、塩浴の場合効果が出ないことも多いので、金魚の白点が消えない場合はおとなしく薬浴に切り替える必要があります。
金魚の寿命はどのぐらい?
金魚の一般的な寿命は10年~15年ぐらいです。
金魚すくいで手に入れた金魚も最初の弱っている状態を乗り越えればそのぐらい生きることが可能だったりします。
まとめ
- 金魚すくいで手に入れた金魚は弱っている可能性が高い
- 薬浴や塩浴を使って金魚の病気を改善させることが長生きの秘訣
- 金魚の寿命は10年ー15年
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