春になると可憐な花を咲かせるひなげし。とても可愛らしくて幸せな春の訪れを感じさせてくれる花です。
赤、ピンク、黄色、オレンジとたくさんの色が楽しめます。
「ひなげしってどんな花かわからない」と思う方もいるかもしれませんね。でも、そんな方も「ポピー」なら知っているかもしれません。
ここでは、「ポピー」という名前で知られている「ひなげし」の呼び方にスポットをあててみたいと思います。
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ひなげしは英語でポピーと言う?
日本ではひなげしよりもポピーの方が認知度が高い?
「ひなげし」を知らなくて「ポピー」なら知ってる方は多いでしょう。お花屋さんや花壇などで見かけるお花ですよね。
きっと「ひなげし」を英語で言うと「ポピー」になると思い調べてみたところ、意外な事実がわかりました。
「ひなげし」をGoogleで調べてみたところ、「Poppies」と出てきました。英会話教室でも「ひなげし」に対する英語は「Poppy」と教えていました。
この時点では「ひなげし=ポピー」という認識で間違いないように思いますよね。
ところがさらに詳しく調べてみると、「ひなげし」以外の花も「ポピー」と呼ぶことがわかったんです。
「ケシ」「アツミゲシ」などの花も「ポピー」と呼びます。これはどういうことなのでしょうか。
ポピーはケシ科の植物の総称だった?
実は、「ポピー」とはケシ科の植物の総称なのです。
ケシ科の植物の品種はなんと150種類以上もあるんです。これらの植物全てを「ポピー」と呼ぶわけなのです。
「ひなげし」は、ケシ科の花の中の一つということですね。そして「ポピー」でなく「Shirley poppy(シャレイポピー)」という英語で呼ばれます。
ユミ
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ひなげしはフランス語で何ていう?
ひなげしはフランス語で「Coquelicot(コクリコ)」と言います。
コクリコは映画の影響からか最近認知されてきている?
ジブリ映画の「コクリコ坂から」という映画をご存知ですか?「コクリコ」は可愛らしくインパクトがある名前ですよね。
実はこの「コクリコ」は「ひなげし」のフランス語なのです。知っている方も多いかもしれませんね。
この映画の影響で「ひなげし=コクリコ」と認知されるようになりました。
この映画には、「メル」という名前、「ルフラン」という歌詞、「カルチェラタン」という建物の名前など、フランス語の言葉が散りばめてあるんです。
フランスではコクリコはかなり重要な花だったりする?
フランスでは「コクリコ」は実はとても重要な花なのです。ヒントはフランスの国旗の色です。
フランスの国旗の色を思い出してみてください。青、白、赤ですよね。
この3色は3つの花の色なんです。青は矢車菊、白はマーガレット。そして赤はコクリコの花の色からきているのです。
実際にフランスにはたくさんの赤いひなげし畑があります。「ひなげしのように」というシャンソンも有名です。
またフランス人は恥ずかしくて赤面してしまうことを「ひなげしのように頬が赤くなった」と表現したりするのです。
フランス人にとって「コクリコ」はとても大切な花なのですね。
ひなげしの花言葉は?
ひなげしの花言葉は「恋の予感」「いたわり」「思いやり」「なぐさめ」などがあります。
とても良い花言葉ばかりです。ひなげしの花を見ると心が和むのも納得です。
また色によって違いがあり、赤い花のひなげしの花言葉は、「なぐさめ」「感謝」があります。白い花のひなげしの花言葉は「忘却」「眠り」があります。
映画「コクリコ坂」ではこのような花言葉の意味が込められているのかもしれませんね。
まとめ
ここまで、「ひなげし」の英語、フランス語の言い方についてまとめてきました。
「ひなげし」よりも「ポピー」という名前で広く知られていると思います。ところが「ひなげし=ポピー」ではないという事実がわかりました。
「ポピー」は「ひなげし」を含むケシ科の植物の総称なのです。これはあまり知られていないことなので、覚えておくと自慢できるかもしれませんね。
また、「コクリコ坂から」の映画に「ひなげし」が隠れているというのも驚きですね。
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