和菓子屋さんにみずみずしい香りのよもぎの草餅が並んでいると、春の訪れを感じます。春になると、よもぎ摘みをして草餅作りをする方もいるでしょう。
天ぷらで食べるのも絶品ですね。やはりよもぎの旬は、美味しいよもぎ料理を楽しめる春でしょう。
ところが、よもぎは春だけでなく秋にも楽しむことができる野草だというのです。しかも春よりも秋の方が体に良いという情報も見つけました。
その理由をご紹介していきましょう。
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よもぎと言えば春の野草!
よもぎは、キク科の多年草です。とても繁殖力が強く、日本全国どこにでも生えています。除草してもなかなか根っこを取ることができないので、嫌われている雑草でもあるのです。
よもぎはほぼ1年中生えている草なのですが、よもぎと言えば春の野草というイメージがありますよね。よもぎの香りはまさに春の香りですよね。
よもぎの旬の時期は、やはり3月から5月です。この時期になると和菓子屋さんにはよもぎを使った草餅が出回るようになります。
乾燥よもぎを使えば1年中よもぎの草餅を食べることができますが、旬の香りと味わいを楽しみたいですね。
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実は秋にもよもぎを採ることができるって本当?
春のよもぎのほうが多く採られる理由とは?
よもぎはとても生命力が強い野草なので、春以外にも生えています。実は秋にもよもぎを採ることができるのです。
それでは、なぜ秋ではなく春のよもぎの方が多く採られているのでしょうか。
それは、草餅やおひたしなどに使われているよもぎは「新芽」だからです。よもぎの新芽は柔らかくて美味しいので、色々な料理に使うことができます。
ところが、成長してしまうと筋張って硬くなるのです。成長するにつれて食感が落ちてしまうのです。
いつでも生えているよもぎですが、食べられるのは新芽の時期だけであることを覚えておきたいですね。
秋のよもぎは食用としては向いていません。硬くて香りもあまり良くないのです。しかし、秋のよもぎは薬草として使うことができます。
よもぎは冷え性、浄血効果、便秘解消、リラックス効果など様々な効能があります。よもぎを干してお風呂に入れると、その効果を得ることができるのです。
よもぎの蒸気を使った美容法、よもぎ蒸しも人気ですよね。
秋の成長したよもぎは葉っぱが大きく硬くなっていて干しやすいので、薬用として使う場合には便利なのです。
秋のよもぎは薬効が高いって本当?
よもぎは秋のイメージがありませんが、秋のよもぎにも魅力があります。秋のよもぎは腰痛や痔に効果的だと言われています。
腰痛、痔にお悩みの方は、ぜひ秋のよもぎを使ってよもぎ風呂にしてみてくださいね。
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よもぎは春に食べるだけでなく、秋に摘んで薬用として使うのもおすすめです。
一度カラカラに乾燥させてしまえば、1年間は使うことができるのです。
清潔な密封容器に入れて乾燥させないように気を付けるようにしましょう。乾燥剤などを入れておくとなお良いですね。
乾燥させたハーブは香りが落ちない限り、いつまでも使うことができます。
いつでも1年中よもぎ茶を楽しむことができるのです。よもぎ摘みができない冬の時期も乾燥よもぎを使って、よもぎ茶を味わいましょう。
また、よもぎ風呂にすることもできますよ。冬はよもぎ風呂でゆっくり温まるのも良いですね。
まとめ
今回は、よもぎの旬な時期、採れる時期について考えてきました。
よもぎの旬は食用として新芽が採られる3月~5月です。しかし、薬用として使う場合には、秋のよもぎがおすすめです。
腰痛や痔には秋のよもぎが良いとされています。よもぎは春と秋に楽しめる野草です。
春はやわらかい新芽を食用として味わい、秋にはたっぷりの乾燥よもぎを作っておきましょう。1年中よもぎを楽しむことができますね。
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